結構な数がたまったのでURLまとめてみた
万龍舞さんのページのものもお借りしました(嫌だったらいってね
注)腐あり。
ひゃー 2016/3/28 23:23
ストちゃん 2015/7/14 20:17
参加! 2015/7/12 14:33
柴音くんと交流~ 2015/7/9 19:11
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「やぁ、待った?」
「ううん、全然よ」
僕が片手を軽く挙げて挨拶をすると、彼女は笑って返した。
甘い栗色の髪が何とも愛らしい彼女と出会ったのは、ほんの数日前のことである。
いつもの調子で声をかけたところ、いつもの調子で落ちた。
残念ながら、大体こういう人は長続きしない。
簡単で、単調で、調子が良すぎるから。
でも、愛されることは嬉しいことである。
そして、愛することはそれに劣らず楽しいことであった。
店は週末のこともあり、なかなか賑わっている。
僕は彼女の隣に座り、いつものワインを頼んだ。
「仕事、大変そうね」
「まぁね、怪我しなかったから良かったけど」
「シュイプに何かあったら、私、悲しいわ」
「…………ありがとう」
ワインに口を付けながらぼんやりしていると、「疲れてるんじゃない?」と言われた。
「一度ご実家に戻ったりして、ゆっくりしてきたら?」
「実家か…」
そういえば最近顔を見せていない。
お父様とお母様は毎月のペースで手紙をくれるから、きっと元気だろう。
金髪の端をくるくると指で回しながら、夜は深まっていった。
部屋に戻った僕は、ベッドにうつ伏せになっていた。
酔った。
月明かりが、仄かに火照って熱い頭を鎮めてくれている。
「………はぁ………」
身体を仰向けに直す。
窓から見える星が、綺麗だ、と単純に感じた。
「実家なんて帰ってらんないもんな……」
前髪をぐいと持ち上げて、溜め息をつく。
底無しの財力と権力を持った我が一族は、衰え知らずの歴史を歩んできた。
僕も何不自由なく過ごしてきたし、学問も剣術も充分に学んだ。
ふと、アルゴのことを思い出す。
「暗殺者の一族………厳しい試練………か」
死に物狂いで16もの年を生きてきた彼に比べて、僕の24の年月は。
いつも誰かに愛されていて。
いつも幸せだ。
勿論、酔い潰れて頭痛に魘されている今も。
「…………って、何だか死ぬ直前のような台詞だな」
自分で馬鹿らしくて笑う。
「死ぬときは胸を張って死にたいものだ」
右手で空を仰いで、星を一握り捕まえる。
ぐっ、と拳に力を込めてみた。
「あ、やっぱり女性に囲まれて死にたいかも」
いかんいかん、僕とあろう者がそんなだらしないことでは。
背筋を伸ばして、いつも通りの笑顔で。
「や、おはよう」
「………おはようございます」
うん、よし。
入った部屋にはアルゴがいて、僕の顔を見るなり睨み付けた。
「メルは?」
「まだ寝ているんじゃないでしょうか」
「ふーん、そっかぁ。アルゴは早起きだね」
「そうでもないです」
いつもに増して無愛想。
この前のデレは神が与えし奇跡だったのか。
アルゴやメルたちといるときは、何だか家族といるときに似ている。
まぁ、僕は可愛い彼らが大好きなだけかも知れないけれど。
「えいっ♡」
アルゴに抱きつくのは、もう恒例になっていた。
一応念のために言っておくが、僕にそういう趣味はない。
今のところは。
それにしても、眠い。
「……ッ!?」
「あ、アルゴ、シュイプ。おはよう………って、なんかごめん」
「えっ、ちょっ、違います!シュイプ!団長に変な目で見られたじゃないですか!どう責任取って………」
「………当の本人が寝てるねぇ」
「…………………」
こんな幸せな日々が、ずっと続きますように。
数分後、アルゴに殴り起こされたのは言うまでもない。
ぐわあああああ才能ほしいいいいいいい