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行政書士の年収って、高いの?低いの? (7月8日 14時)
「行政書士のほとんどが年収300万円以下で、専業では食べていけない」
「業務範囲が広く、年収1,000万円以上を稼いでいる行政書士もいる」
行政書士の年収については、かくも悲惨な話から夢のある話まで、まるで都市伝説のようにさまざまに語られています。
同じ士業でも、たとえば弁護士や社会保険労務士の年収については、厚生労働省による統計調査が行われています。
しかし、行政書士については、それがありません。
他の士業のように、公式な調査結果がないことが、行政書士の年収を“得体の知れない”ものにしているのかもしれません。
では、行政書士の年収について知る手立てはないのか、というと、そんなことはありません。
一般的にはあまり知られていませんが、日本行政書士連合会(全国の行政書士を束ねる団体です)が、会員を対象にアンケートを実施しています。
それによると、年間売上高500万円未満という回答が、実に全体の約76%を占めます。
しかも、ここで注意したいのは、500万円未満というのは「収入」ではなく「売上」であるということ。
つまり、経費を差し引いた年収はもっと低い、ということです。
「行政書士のほとんどが年収300万円以下で、専業では食べていけない」
この悲惨な話は、あながち間違いではないようです。
では、「業務範囲が広く、年収1,000万円以上を稼いでいる行政書士もいる」という夢のある話はウソなのか。