痛い痛いイタイイタイ
苦しい苦しい苦しい苦しい
辛い辛い辛い辛い
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ

もう、嘘をつくのは、嫌だ…

どうして、僕は本当のことを言ってる

なのに君達は嘘をつくなと言ってくる

何が可笑しいの

何も可笑しくないよ

やめてよ

そんなこと僕は言ってない

そんな事してない

僕は君が好きなのに

君は何も言ってくれないの？

何で？

ねえ

僕は

人を殺してなんか

いないんだよ

信じてよ

ねえ…っ

何を話してもその言葉とは反対、悪い風に言ってしまう子
その子は自分では「好き」と言っているのに皆からすると「嫌い」と言われてるってこと

この子は普段からあんまり喋らない子だったんだけど
好きな子が出来て
その好きな子を呼び出して告白したけど
この子は「僕はあなたのことが大好きです」って笑顔で言ってるんだけど
好きな女の子の方は「僕はお前の事が大っ嫌いだ」って聞こえてる
それで女の子に「そんなことを言うためだけに私を呼び出さないでよっ！！！」って言って泣いて怒って去って行ってしまう
この子はその時に何があったのか分からなくて、この子も泣き続けた

それからこの子は皆から嫌われて
一人で意味も分からず苦しめられて
話したくなくても話さなきゃ伝わらないから話すんだけど、やっぱり悪いように聞こえて
それでまた嫌われて
そんな生活が嫌になって
逃げ出したくなって
辛くて
でも何も出来ないからただひたすらに誰ともかかわらず話さず泣いている子

胸の枝は折れることのない言葉で
綺麗な花はその綺麗さとは裏腹に真っ黒で汚い汚い嘘の花