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ああ (5月26日 23時)
寝る前に思いついたのをそっとコメ欄に
作品のタグ:創作
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コメント一覧
もうこの素晴らしい世界が見れないだなんて・・・
くそっ、くそっくそくそくそくそくそ!!!!
「なにしてるの?」
誰だよっ
こんな気分のときにはなしかけてくるなよっ
「ここ、すごく綺麗だけど危ないよ?柵とかなさそうだし」
全部知ってるよ、言われなくても
俺はずっとここに住んでたんだから、どこに何があるかなんてっ
「・・・ねえ、ロード」
っ!ノイス・・・か・・・・・?
ああそうだ、ノイスの顔ももう見れないんだ・・・
「あなただけじゃなく、私も見えなくなったら寂しくないでしょ」
・・・?
笑いながらそう言うノイスの意図が分からない
「私もね、これからこの素晴らしい世界を見ないようにする」
まさかっ!!
「お前・・・っ」
俺は思わず声をあげる
「大丈夫よ、目を潰したりなんかしないわ、ただこれから目を開けないで暮らすだけ」
あなたと同じようにして、あなたを苦しませないように
あなたを一人にさせないように、もうこれ以上あなたを泣かせないように、ね?
「あなたには笑顔でいて欲しいの、いつも私が悲しいときや泣いてるときには
あなたが笑顔で話しかけてくれたでしょう?それの恩返しをしたくて」
「私はあなたに何度も慰められたし笑顔にしてもらったし勇気も貰った」
「その分を全て返すなんて出来ない気がするけど、少しでも返せるならそうするわ」
「だからあなたと同じ生活をして、同じように生きさせてね」
冬柴 - 2016/05/26 22:52:53 |違反報告
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「・・・なあ、そろそろお前は世界を見てもいいんじゃないか?」
「急にどうしたの?」
「俺の生活に付き合ってもらってるけど、もう恩返しなんてとっくの昔に返してもらった気がするんだけど」
「・・・んー、ロードって気にしすぎなんじゃないの?」
「あのなー俺はお前のためを思って言ってるんだぞ?」
「私は、私のためにこの生活をしているんだけど」
「んー、お前って時々なに考えてるか分かんねえよ」
「そんなこと言われてもしらなーい」
「お前にはもう世界を見てもらいたいんだけどなぁ・・・」
冬柴 - 2016/05/26 22:57:30 |違反報告
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「・・・」
「・・・ねえ危ないよ」
「・・・」
「人の話無視しちゃってさー」
「・・・」
「・・・ねえ、なにがあったの?何か言われた?」
「別に」
何でこういうときだけ返事しちゃうんだろ、
これじゃあまるで何かありましたーって言ってるもんだよ
「そうなんだ、まあ私には関係のないことだろうけどね」
「・・・」
「・・・ねえ、本当に何かあった?今ロードがどんな顔してるかあんまり分かんないんだけど」
「・・・・・・ばいいだろ・・・」
「え?」
「だったら!!もう、俺なんかに付き合わずに!目開けたらいいじゃねえかっ!!!!」
「っ・・・き、急にどうしt「どうしたもこうしたも!!!」」
「俺なんかに付き合って何なんだ!?周りに良い子ぶって?俺を助けたつもりでいるのかよ!!?」
「わ、私別に、そんなんじゃっ」
「嘘付け・・・俺が目見えないの知ってて、そんな嘘言って、俺より何の不便もなく生活できてるお前が、俺のために嘘までついて、自分も目つぶって俺と同じ生活するって・・・
ほんとは俺のことみて嘲笑ってんだろ?かわいそうな俺を見て、助けたつもりでいるんだろ?俺も何で今まで気づかなかったんだろうな?まあ俺は見えないからお前の表情なんか見えるはずもないし?お前がどう思ってるかなんて全く知らねえけど」
「・・・」
「ほら、図星で何も言えねえじゃねえか、文句があるなら何か言って見ればいいじゃねえか?」
「別に文句なんて何もないわ」
「っ」
「あなたが私のことをどう思っているかなんて私には分からないもの
私の中では精一杯あなたの手助けをしていたつもりでも、あなたにとってそれはとても邪魔な物だったようだし、私はあなたの思ってることなんて分からないから、私が思う、あなたにとって良いことをしているつもりだったわ、私がもしもあなたの立場だったらどうして欲しいかとか、いっぱいいっぱい考えてた、その結果がこれなの
あなたの気持ちが分かるにはあなたと同じようにならなければならないと思ったの
だから私は目を瞑って世界を見ないようにしたの、目を潰す何て勇気は臆病な私にはないから
それでも、あなたのことを分かろうと必死になって、あなたが少しでも不便にならないように、色々勉強もしたの
お医者様に今後一切目が見えないと言われたと言っていたから、少しでも可能性を出すために目にいいものを本で読んだりもした、本で読んだものを料理できるようにもした
目が見えなくても美味しい、と思えるように工夫もしてみたしあなたの家の家具にはなるべく怪我をしないように工夫したわ
あなたのために尽くしたつもりだったから
でも、それでも、あなたがそう思っていただなんて私は知らなかったから
私のしたことで、あなたを傷つけたのなら謝ります、本当にごめんなさい」
「・・・・っ」
「ごめんなさい、私が居ても気分が悪くなるだけよね、もう帰るわ、何かあれば呼び出してくれて構わないから」
冬柴 - 2016/05/26 23:19:33 |違反報告
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本当は、ロードの目が見えなくなったと聞いたときからロードのために何ができるだろうかと考えていた
それは恩返しのために、今まで勇気をくれて笑顔をくれたロードのための恩返し
ロードには世話をしてくれていたのが今入院しているおばあさんだけだから
お家の鍵を貸してもらって、イスや机などの角の部分に柔らかい生地の保護シートを張ったりもした、そして点字も読めるようにして料理もがんばった
でも、ロードにとっては全部鬱陶しかったらしい
私はいつもロードを困らせているだけだ
助けたいのにっ、いつも困らせて、助けてもらうばかり
「もう、やだなぁ・・・」
冬柴 - 2016/05/26 23:26:19 |違反報告
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ほんとは行き成りの不自由な生活に怪我をしまくりのノイスちゃん
でもそんなこと言ったらまたロードくんを困らせると思って何も言わない
何度も道端でこけたし、身体も打った、それでも話してるときに言わなかったのはこんなことを言っても意味がないと思ったから
ほんとはすごくいい子なんですよ両方とも
ロードくんは周りのうわさを少し聞いて、それが変に考えすぎて偽りの考えをノイスちゃんに押し付けちゃっただけ
ノイスちゃんもロードが悪気が合ったわけじゃないと分かっているけど、面と向かって思っていることを言われるとやっぱり傷つくよねって言う
冬柴 - 2016/05/26 23:34:01 |違反報告
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あ、でもこれ全部過去のお話なので!!
今は二人ともほんとのこととか言い合って仲良しに戻ってるよ!
やっぱり一度はこう喧嘩のようなものもしといたほうがいいかなー?とw
冬柴 - 2016/05/26 23:36:34 |違反報告
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