なんて無力なんだ
俺は 大切な奴も 守れないのか
[前回の続き]
暇 2014/10/18 18:09
練習 2014/10/18 16:44
練習 2014/10/18 16:43
全身図 2014/9/28 19:39
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目の前に居る夜宵のかお色がだんだん悪くなる 呼吸も薄く かすかになっている
手が震える 動けない
怖い
夜「はっ・・・はっ、」
手で押さえている傷口 それでも手の隙間からどくどくと流れ出てしまう血
知っていた このままでは夜宵は死んでしまう
でも何故 女は鎖で縛られていたはず
「きひひ、・・・・無駄よ。ボク、そのコに呪いをかけたのー・・それは私のよー早く魂を頂戴っきひひひひひひっ」
の、ろい・・・?
無駄・・・?
月「黙れっ!!!!この化け物がっ!!!!」
「あらー・・・でも・・・そしたらそのコも化け物になるのねーっきひひっ」
女の言ってる意味が分からなかった
夜宵が化け物? そんなわけないじゃないか
月「なにを馬鹿なことを・・・「だって・・・・そのコはもう呪われたんだものー」」
呪い
月「呪いってなんなんだっ!!!!」
「そのコを、永遠に苦しめる呪いー・・・、じわじわとそのコを此方の世界に連れて行く呪いよー。きひ、きひひひひ」
意味が分からない・・・
月「・・・まれ・・・」
ぎゅっと拳を作る
月「黙れっ!!!!!」
きっと女を睨む それでも気味悪く笑う女にさらに頭に血が上った。
ふざけるな
夜宵は殺させない 殺してたまるか
夜宵が死ぬぐらいなら 自分の命をかわりにくれてやるっ
夜「・・兄貴・・・・・・」
夜宵の手が俺の頬に添えられる
冷たい・・・・
こんなの 夜宵じゃないよ
違うよ やめて
夜「兄貴・・・・・俺、もぅだめだわー・・・」
ほら こんな弱音吐くなんて 知らないよ
夜「兄貴・・・・・一緒にかえれなくて、ごめんな・・・・・?」
そんなかおで微笑まないで やめて いやだよ
月「なにっ・・・、」
やめてよ 最後 みたいな言い方しないでよ
そんなかお 見たくないよ
夜宵「・・・俺さ・・・・・やっぱ・・・・・・・・・__________・・・・・」
月「っ、」
そんな やさしいかおで微笑まないでよ
落ちる 手が 冷たいてが落ちる
やめて 逝かないで・・・・・目を閉じないで
月「夜・・宵・・・、ねぇ・・・目開けてよ。やだよ、一人にしないでよ・・・・」
ピクリともしないからだを抱きしめる
月「ねぇ・・・・っ、やだ・・置いて・・・・逝かないでよっ・・夜宵っ」
冷たい もう息のないからだを必死に抱きしめる
ねぇ 夜宵なら
こんな時笑って冗談だって 起きるでしょ?
ねぇ 今日は長すぎるよ
嘘でも 怒るよこんなの
月「早く 目を・・・」
目を開けて また優しく笑いかけてよっ
月「ねぇ・・・・・・・」
もう一回 夜宵の笑顔が
月「ああぁぁぁあああぁぁぁあああああああああっ!!!!!!!!!!!」
この時なにかが弾けたのが分かった。
それから記憶がない
あるのは目の前で冷たくなった夜宵と 消えてしまったあの女
だけ、