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ROSAGAME青寮 (3月18日 19時)
コメ欄にて小説です。
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見慣れた光景に思わず口元が緩んだ。
中庭には、たくさんの生徒達が来ていた。
もちろん、ゲームに参加しているからだ。
中庭へ来たほうが、見つけやすいと思ったのだろう。
皆、同じ考えのようだ。
その中の一人として、シフォンもこの場所に足を踏み入れていた。
見渡す限り、水色。それは制服を着た生徒達の色だ。
中庭は明るく、賑やかだった。
薔薇はいくつ集まったのか。何所で見つけたのか。
そんな会話ばかり聞こえてくる。
中には、薔薇を賭けて鬼ごっこをする生徒もいた。
見ていて和む。
話し声。話し声。話し声。
楽しい筈なのに、どこか違和感を感じた。
気のせいだろうと思い、シフォンは薔薇を探しに歩き回る。
ぞれはすぐに見つかった。
周りからも、見つかった！と楽しそうな声。
シフォンがその薔薇へ手を伸ばそうとした途端、気づいた。
違和感に、だ。振り返ってみると、楽しそうに笑いあう生徒達。じゃれあう生徒達。
誰もこっちを見ていない。
・・・最悪だ。またこれか。
やはり、こんなところへ来なければよかった。
少し八つ当たり気味に、薔薇を摘み取った。
END
mari0922 - 2013/03/18 12:27:45 ｜違反報告
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