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【2Dの頂点、私は今も】ファンタジー対戦格闘RPG「ウォーザード」の美学―ようこそ、アーケード史上最も美しい2Dグラフィックの宝庫へ (1月3日 10時)

カプコンの名作の一つ、アーケード向け2D対戦格闘ゲーム「ウォーザード(WAR-ZARD)」の素晴らしく尖ったゲームデザインとビジュアルには、もはやオーラのような気品が纏わりついている。今回は年明け早々、そんな本作の魅力をフィーチャーしていく。


カプコンが1996年11月末または12月頃に稼働を開始したアーケードゲーム「ウォーザード(WAR-ZARD)」は、リリース当時においてはユニークなシステムが「これでもかっ!」というほど盛り込まれた2D対戦格闘ゲーム。格ゲージャンルにRPGならではの成長要素を混ぜてしまったその意欲的なスタイルは、筆者の胸に今でも深く突き刺さっている。
その魅力は、一目見るだけで異質だと分かる超高品質グラフィック、立ちはだかる大型ボスの奇抜でいて迫力あるデザイン、ド派手でありつつもストイックなバトルの立ち回り、アーケードでありながらパスワードで成長要素を記録など、新進気鋭の気骨が伺える。特にパスワードを各々がプレイ後に控えるのなんて、本作と「ガントレット・レジェンド」でしか覚えがない。
というわけで今回は年明け早々、筆者の物書きアンテナが感じ取った“今年のトレンドは「ウォーザード」!!”というインスピレーションを信じ、このゲームの魅力をどこよりも早くお届けしていこうと思う。家庭用版への移植は一切なしの、アーケードの中だけで輝きを放っていたこの作品の素晴らしさ、その一端でも伝えていけたのなら嬉しく思う。

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