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情緒的混乱の型 (2月6日 14時)
別名では神経症的不登校と呼び、登校する意欲はあるものの、いざ登校すべき時間になると体調不良、精神的な不安を訴えて学校に行けなくなる状態です。
学校に行くことに対し不安感を持っているのに加え、友人にも会いたがらないことが多く、学校という1つの社会に入っていくことを拒みます。ただ欠席を続けることには強い罪悪感を持ち、本人も現状に問題があることは強く認識しているのが特徴。朝、学校へ行く時間になると腹痛を訴え、情緒不安定になるのがこのケースです。
経過の段階で無気力さを感じさせることもあり、「無気力型」と見分けにくい場合があります。
無気力型の不登校は、学校でのトラブルや悩みが特に存在しないにも関わらず、登校する意欲に乏しい状態です。本人があまり学校へ行く必要性、義務感を認識していないのが特徴で、欠席することに対する罪悪感もほとんどありません。休むことに明確な理由はないので強く促せば一時的に登校することもありますが、自発的に登校しているわけではないので長続きはしません。
無気力になる原因には、発達段階での体験の偏りや体験不足などがあげられます。そのため、この無気力型の不登校状態にある子どもには、自発的な登校を待つよりも周囲が積極的に関わり、不足している体験を補うように援助していくことが大切です。