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飛んで火に入る (7月11日 23時)
夏の蝶
誰かが言った、秋には木の葉がもえること。
どうしてもこの目でそれを見てみたくて。
果樹園にあるのは植物と動物だけだったから、遠い記憶の炎を見て安心したかった。
ずっとずっとずっと焦がれ続けて、宙を飛ぶ羽は地を歩く足に換わった。
眠らずに夏がすぎて、秋の蝶になった私は紅く色づいた葉を見て落胆する。
それはたしかにもえていたけれど
それは私の望んだ赤ではなかった
“箱庭は箱庭が壊されるものを嫌う”
そんなことわかっていた。でも期待もしたの。
結局それは裏切られることになったけれど。
作品のタグ:果樹園
まぐろちゃぁん>
ほんとそれ。鮪ちゃんと私何かを受信してたよねすき…