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飛んで火に入る (7月11日 23時)

夏の蝶


誰かが言った、秋には木の葉がもえること。

どうしてもこの目でそれを見てみたくて。

果樹園にあるのは植物と動物だけだったから、遠い記憶の炎を見て安心したかった。


ずっとずっとずっと焦がれ続けて、宙を飛ぶ羽は地を歩く足に換わった。

眠らずに夏がすぎて、秋の蝶になった私は紅く色づいた葉を見て落胆する。


それはたしかにもえていたけれど

それは私の望んだ赤ではなかった


“箱庭は箱庭が壊されるものを嫌う”

そんなことわかっていた。でも期待もしたの。


結局それは裏切られることになったけれど。

作品のタグ:果樹園

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コメント一覧

ほんとこの設定思いついたとき何かが舞い降りたと思ったよね好き…
kazyuen - 2015/07/11 23:28:39 違反報告 -

まぐろちゃぁん>

ほんとそれ。鮪ちゃんと私何かを受信してたよねすき…

toratyan - 2015/07/11 23:33:25 違反報告 -

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