一応前交流記事の続き的な感じです。まとまらない(確信)
できるのか 2015/8/29 22:04
ひぃ 2015/7/24 16:50
カミサマとの約束 2015/7/11 23:38
飛んで火に入る 2015/7/11 23:11
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「ふざけてんのかてめぇ!!!!」
「ごめんて師匠。でも言いつけちゃんと守った」
「近付かなかったってか!?!!逃げろよ!!!!!」
「や、でも私の方来なかったし。ハッキリ言って私より師匠の方が危なかった」
そうなのだ。
あの後お堂の扉が不気味な音を立てて開いた後、出てきたのは無数の手だった。
そいつらはお堂の目の前にいた清水の脇を通り抜け、
俺に向かってきやがったのだ。
手足の動きを封じられたかと思うとありえない強さでお堂の中へと引きずり込まれる。
声が出ない。黒い手に塞がれて。
目が見えない。黒い手に覆われて。
振り払えない。黒い手に封じられて。
真っ暗な視界で耳元ではかごめの歌にまじってずるずると引きずられる音がした。
清水は逃げただろうか。というか逃げていてほしい。
あの時みたいに、また誰かが死ぬのはごめんだ。
俺が、
「トドメさん、」
視界が開ける。清水が目の前にいた。
黒い手はお堂に戻っていく。まただ、なにをしたんだこいつ。
あの付喪神の時もそう。気付けば怪異をどうにかしていた。もうこいつ一人でいいんじゃねぇの、とさえ思う。
ふと、腕をつかむ手が震えていることに気付いた。
一言で言うなら‘‘不安’’。
清水がここまで分かりやすい顔をしているのは初めてだと思う。
「よかった生きてた」
「勝手に殺すな」
俺が無事だということが分かったと同時にいつもの顔に戻る。ぱっと腕も放された。
引きずられたときに付いた土をたたいて落とし、立ち上がる。
そして現在に至るわけだ。
「師匠死んだかと思った」
「だから勝手に殺すなと」
「骨は拾うつもりだったよ」
「お前そんなに俺のこと殺したいのか?」
「いや全然」
「説得力ねぇよバカ」
「いたっ」
夕焼けは沈みかけていた。
中谷さん宅トドメくんお借りしました!
椿たくさん描いてくださってありがとうございます!!(;-;)