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らくがき (1月4日 23時)
「あのさ、やっぱノエルは街で住んだほうがいい」
「え、い、いやだな、ユーラ何言ってるの」
「いや、さ?やっぱノエルには家族もいるし友達だっているだろ?」
「うん」
「でもここでは俺としか会えないんだぞ?たった一人のために大勢を犠牲にしてていいのか?」
「で、でも、僕はユーラと離れたくない!!」
「俺だって嫌だ。でもな、にぎやかで綺麗で楽しいところでいるのがノエルのためだと思う。」
「どうして」
「え」
「どうして......」
....長くなりそう^p^
書く。(頼まれたら)(頼まれなくても)
シリアルシリアスー
ユーラが変なことを言う。
街に戻ったほうがいい、って。
「どうしてそんなこと言うの」
「ノエルのことを思ってだ。だから...」
「うるさいな!!!!」
思わず突き飛ばす。
なんで今言うの、今まで言わなかったのに、どうして
「....ノエル」
ユーラの顔が歪む。悲しそうに、愛らしそうに、感情を抑えるように。
ユーラの声が揺らぐ。涙が出そうなのを抑えるように、か弱く。
今まで見てきたユーラなんかじゃなくて。
「.....ごめんな、こんなこと」
「じゃあなんで言ったの.....なんで!今!ここで!!」
すべてに対して反論するように、否定するように。
今までこんな大きい声だしたことない。
「ずっと言えなかった。こうやって、言われたらって。嫌な思いされたらって。」
「......だ、だからって.....そんな、急に.....」
「それにな、俺、もうすぐ死ぬかもしれない」
「は.....?」
ユーラの死の宣言。
初めてした喧嘩。
その日はユーラと出会った日で、
僕の誕生日。
結局あのあと僕とユーラは一言も話さずに部屋へ戻った。
悲しくて、今までたまってた涙が一気にあふれてきた。
我慢できなくて、でもユーラの前では見せたくなくて、僕らしくなくて。
『ユーラは悲しくないのかな』
『もしかして僕と同じように泣いてるのかな』
喧嘩したはずなのに頭の中はユーラのことばかり
「.......っぐす」
きっと今僕の顔は涙でぐしゃぐしゃ。
こんなのじゃ顔向けできない。
ああ、きっと明日になると目腫れてるんだろうな。
疲れがドッとでて、僕はそのまま眠りに堕ちた。
やっぱり朝日はまぶしかった。
「.......っはぁ....」
ため息が出てしまう。
憂鬱。
その一言だけだった。