天体王【エア企画】 2016/1/18 16:00
Sousaphone 2015/11/24 19:58
塗り絵 2015/9/17 22:03
合作とか…したいなぁとか… 2015/9/5 20:43
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コツン・・・・
コツン・・・・
暗い地下室に足を踏み入れる。
もう何年も来ていなかった石の床に木靴が刻む音はどこか懐かしく、どことなくほっとした。
カタ・・・・
ティーカップをもう何年も使っていないカードテーブルに置くと、入っていたダージリンにはわずかな光に照らされた、光の輪が移るのが見えた。
「ただいま・・・・」
あの時からずっと触っていないものだらけで、もう何があったか忘れてしまいそうだ。
此処は自分が此処に来る前の、たった一つ奇跡的に残った空間。
焼けて灰となり消えていったドレスの左袖が今もなおそれを語り継ごうとする様子は、自分自身の叫びにも聞こえてくる。
「主兵問??」
「丁度鍵が開いていたもので。戦ったせいで、気分がすぐれないのですか?」
「ううん、そういうのじゃないんだけどね。今日始末した奴の顔が忘れられないの。」
「・・・・??」
「自分の気まで偽造して仕えている顔だった。正直言って殺す気も失せたわ。」
「あの命令と似ている・・・・」
「そうかも。彼等は元々私達を恐れた。それでも立場が制御するゲームの中で働く。罰ゲームと言う名の肩書で、・・・・」
____魂を捨てたの______