…なんともまぁ汚くなっちゃいましたが
感謝の気持ちは忘れません!
本当にありがとうございました!
Long Time No See!! お知らせ 2014/6/22 12:59
南さん イメ画です 2014/2/26 22:49
このページは表示できません 2014/2/17 22:12
100%バトン 2014/2/15 23:32
そりゃなぁ
でも約束はしたよね??
いつかさ、「あと2,3個100超えたら描こうかな?」みたいなこと言ってたよね???
^^
描くよね?
前言ってたよね??
おまわりさーん
ここにみみるっていうひどい人がいるそうでーす!!
・・・・・・
自首って知ってるかいっ??
じゃあしない。
おまわりさーん、あっちに泥棒さんが逃げてった!!
よし!烏、燕、追跡!!
白烏はそのまま発砲体勢崩すなよ!!?
梟はどこに逃げるか推測して先回りだっ!!
鴨は足止めに尽力!雀はいざという時に棘付鉄球の投球準備!!
はい、みんな位置について!!GO!!!!!!!
白烏はかわすのも得意なんだな!!(ひらりとかわす)
隙を狙って行け、鵙(←木の陰にいた)!!その液体を標的めがけて投げつけろ!!
烏、雀、燕、後ろと左右から挟み撃ち!!!
梟よくやった!後は標的の特徴を分析して!!
…
白烏に突撃したの覚えてない?
正面には白烏がいるはずだよ??いくらよけたからって、そんなにずれないんだな!!!
あと、これも覚えてる?
雲雀がいるんだよ!!!!!
よーし、超音波弱い設定にしてあるから、歌え!!雲雀!!!
正面衝突は避けたわね。よし、そのまま獲物を追って!!烏、雀、燕!!!
梟はそのまんまね^^
よーし、みんなおっしまーい。
久し振りに動いたんじゃない?お疲れ様ー^^
ではでは、鵙、雲雀、看病するよー
(てか、廻って小説作るの向いてるんじゃない?)
雲雀「だだ、大丈夫、ですよっ!す、すぐよくなりますから…」
鵙「お兄さんやるね!まさかここまで怪我が軽いなんて思わなかったよ!」
よかったねー!すぐ直るよ!!
(やってみれば?小説!そしたら見に行くよー!!)
雲雀「あ、ぁぁぁぁの、め、目、覚めましたか…?」
鵙「ここは救護室だよー!そろそろ家に帰せると思う!いやー、こんなに粘れた人って久し振りだからさ、他のみんな、ちょっと不機嫌なんだよね…ごめんね、いじめ通しちゃって!」
(短いのでもいけるよ?)
雲雀「そそ、そうですよね…そんな簡単には動けるようになりませんよね…すみません、本当に…。いいいぃぃ、居候、ですか?人と…いそ」
鵙「あっはは、ないの?家。別に平気じゃない?部屋なら沢山空いてるだろうし。あ、でもりりぃさんは怒らせないようにね。キミも人形にされちゃうよ!…え?そりゃ、不機嫌になるよー!自分達の実力が馬鹿にされた、って思っちゃうんだよ。ま、でもすぐに直ると思うよ?」
(オッケー!じゃ、できれば明日にでも。どんなのがいい?)
雲雀「………………………しっ、死神っさん…ですか……ほ、本気で戦っても勝てなさそうですね……」
鵙「雲雀、ビビりすぎでしょ!旅人さんかぁ、大変そうだね!っていうか、死神のトップってどんだけ!?キミかなり強いんだ!それじゃあさ、部屋に案内するよ。こっちこっち!」
(厨二混じり?wwじゃあさ、仮にボスが”ドラゴン”って言われてるとして、そいつが美少女又は美少年だったっていうのは?結果的なオチとして。どうかな?)
雲雀「え、えっと、では、雲雀はこのお部屋を片付けておきますので…。鵙、お願いしてもいいですか…?」
鵙「ほいほーい。だろーと思ったからいーよ。では、改めて。キミの今日からの部屋はこっちでーす!…っていうか、鎌忘れたの!?すっごいウケるんだけど!だってさ、死神が、鎌忘れるとか…!!!やっばい!!ククク…ごめんごめん!はい、ここだよ!」
(だねー。いいんじゃない?wwうーん;どっちかてゆーと少年漫画?少女漫画かな…?)
鵙「あーよかった。キミが優しい死神さんで!創生術?…なら、明日鍛冶屋を紹介しようか?まぁ、戦争でもう無くなっちゃったかもしれないけど!そこのおじさん、そういうのできた気がする!」
雲雀「本棚は、ある…と思います。大抵置いてありますので…あの、無かったらお申し付けください。すぐに発注致しますので…」
鵙「へっ?礼にはおよばないよー!久し振りに骨のある人と戦ったし、楽しかったから、それのお礼だと思って!」
鵙「もちろん!無くなってたらごめんね!」
雲雀「へっ、いえいえ!お気になさらず…」
鵙「ん?前?あぁ、まあねー。でもそれにはあんまり触れないでほしいな。いつか話すからさ」
鵙がそこまで言うと、いつからいたのか烏と白烏が口をはさみ、どうして殺さなかった?と尋ねる少年に答える。
烏「当たり前だ。無用な殺しは、ボクら殺戮人形だって行わない」
白烏「罪がなければ、の話だがな」
鵙「わお!お二人さん、いつからそこにいたの?」
烏・白烏「さっきから」
どうやら答える気は無いらしい。そして、烏が珍しくニヤリと笑い、一言。
烏「今からでも罪を作ってくれば、殺してやらなくもないがな」
鵙「焔咲 廻くんね。じゃ、廻って呼ばせてもらうよ!まあ、呼んでもらってるからいらないかもしれないけど、ぼくは鵙。末のNo._08だよ!こちらこそよろしく!」
雲雀「えっと、No._07の雲雀…です。よ、よろしくお願いします」
烏「一応No._01を与えられてる。烏だ。まぁ、これからはあんまり話すことは無いと思うが…よろしく」
白烏「…No._02、白烏だ。以下、右に同じ」
四体分の自己紹介は終ったものの、他の人形は姿を現す気配がない。
▶どうする?
▾探しに行く
▾このまま
鵙「面白そうだね!多数決かぁ…!初めてだよ!捜すかどうかを書けばいいんでしょ?そんで、ぼくらの意見の中で一番多いのにするんでしょ?」
雲雀「……」
鵙は随分と乗り気だが、なぜだか雲雀は黙り込んでしまった。烏と白烏は紙と鉛筆を受け取ったものの、それ以上何かをする気は無いらしい。
と、いきなり烏が吐き捨てるようにこう言った。
烏「くだらん」
白烏も口を開く。
白烏「多数決など、信用できない。ましてや俺たちの意見は信憑性に欠ける」
烏「いや、皆無だと言ってもいいだろうな。所詮、作り物さ。どこで誰が動かしているか、解ったもんじゃない。…ボクらにも解らないんだから」
烏「……負けだよ、ボクらの負け。認めるのは不本意だがな」
白烏「…………気に食わん。帰る」
烏は少し笑う。白烏は自室へと戻って行ってしまったが、廻の言葉は伝わったようだ。
鵙「ぼくはいい子なんだよ!末っ子は大抵他の兄弟たちとは違う意見を持つものなのさ!きっと、だけどね」
鵙は少しだけ嬉しそうにはにかむ。
しかし、雲雀からの返答がない。一体何があったというのだろうか?
(つくりゃーいじゃん!廻を狙った侵入者とか?)
雲雀「………………………っっ!!」
何も言わず、急に駆け出してしまう。
鵙「雲雀ッ!!…ごめん、廻さんかんけー無いから!!ちょっ、待てって、雲雀!!」
鵙もその後を追う。すると、いつの間にか烏も姿を消していた。
いま、部屋には廻しかいない。
すると、物音がし―――。
梟「フンッ。雲雀はまだ抜けきっていないか」
梟が、廻の後ろに立っていた。
梟「知りたいか?そんなに知りたいか??」
やけに楽しそうにニヤニヤとする梟。
梟「一つ、教えてあげる。…だから、コレ外してよ」
本当に嫌そうな顔でそう言って、小刀を指す。その後ろから、またも突然に燕が現れた。
・・・大きな、鎌を持って。
燕「どう?これは交渉。脅しじゃぁない」
梟「あんた、今これが欲しいんだろ?あたいらの質問に答えたらやるよ。…どうする?」
梟は、こうも付け足した。
梟「さっきの質問の答えも一緒に、どうだろう?」
(どうしろと?この後どうしろと? ココロノコエ)
梟「戦う、だって?馬鹿げてるよ…ここはあたいらの敷地。あたいらの、――聖地」
ビーッ、ビーッ、と鳴り響く警報音。やがて無機質な声が響き渡る。
?「暴れるナ、大人しくシテろ。コこは競技場ジャないヨ。すぐニそノ場で待機せよ」
?2「暴れタモノかラ排除すル。この建物デノ殺し合いハ原則禁止だヨ」
廊下の奥から、二つ頭が現れた―――。
燕「…Bird-Watchingだよ。あたしらでさえ抑え込むのを許されていない、最強の”ジャンク”。倒したら、本当に殺される。…入るよ」
そう言うと、手近にあったドアノブに手をかけ、部屋へと入っていく燕。梟も後に続く。
梟「さて、一気に説明しようか。まずは、何からがいい?」
燕「約束は守るよ。今、渡してやってもいいけど…」
梟「ここでバラバラ事件は勘弁してほしいしな」
梟は、まあ、そんなことさせんがな、と不敵に笑うと、ゴホン、と咳払いをした。どうやら本題に入るらしい。
梟「お前…、先は雲雀たちに自分は死神だ、と言っていたが、…なぜそんな者がこんなところにいる?」
梟「ない。まぁ、質問攻めにしてもいいが、大体の情報は入ってくると信じよう」
燕「閻魔の野郎、ねぇ…。そんなこと言っちゃって平気なんだか」
少し呆れ気味に笑い、燕は鎌を手渡す。そうしてから、あたし達への質問は?と聞いてくる。どうやら答えてくれるようだ。
梟「特別だぞ、その鎌。燕が昔腕の立つ鍛冶職人にもらったものだ。…それと、質問の答えだ。これは、口外するんじゃないよ。…特別に、だ」
そういうと、梟は淡々と喋りだす。内容はこうだ。
Kill-Dollには、主に二種類ある。
一つ目は、この屋敷の当主である りりぃ 、という女性に作られたもの。
二つ目は―――、
孤児院から、”引き取られたもの”。
烏、白烏、雀、燕、鴨、梟は前者。
その中でただ二体、雲雀と鵙は後者。
抜けきっていない、というのは、人間だったころの記憶のこと。鵙は殆ど残っていないようだが、雲雀はずっと根に持ったままだそうだ。
梟「さて…仕事のようだ」
燕「はーあ、りりぃも人使い荒いよねー」
そういって二人は立ち上がり、部屋を出ていった。
りりぃ「あらあら、お客さん。あなた割と馬鹿じゃないのね!この前の”自称”戦士さんは全く気付かなかったのに。あーあ、いい材料だと思ってたのに。…残念だわ」
どこから現れたのか―――それともそこにいたのか。”りりぃ”という女性は、さも当然のようにそこに立っていた。
りりぃ「さて、これは名乗った方が良いわよね。…知ってると思うけど!アタシはリリアン。あ、これは親からもらった名前ね。あいつらも馬鹿だったわ!すぐ死んじゃって!ほんと、退屈だった。まぁ、その話はいいのよ、もう昔のことだし」
そこで区切り、りりぃ…もとい、リリアンは不敵に素敵に笑った。
りりぃ「さて、ばれちゃったから正々堂々いきましょ?アタシの城に入ったなら、ちょっとしたゲームをやってもらわなきゃ。ま、直接殺すようなことはしないし、安心して頂戴」
そして彼女は、パチン、と指を鳴らす。
動き始める屋敷。ゴゴゴゴゴ…と、地震のようにあたりが揺れる。
りりぃ「じゃ、楽しんできてねっ!」
そういうと、彼女は姿を消した。
扉の外では、人の話し声がする。それは、今まで聞いたものではなく、新しいもののようだ。
?「…ょい……りうご…ぁ…と思…ら周りの景色全然違うし」
近づいてきているようで、だんだん足音も近くなる。
?「よし、まずここ開けてみっかー」
廻のいる部屋の前に来たようだ。扉が開く。
?「…っと。……………う、うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
?「ひゃあああぁぁぁああ!!ななな、なんなんだよいきなりっ!!こっちだって訳わかんねぇよ!いきなりこの屋敷が動き出したと思ったらすぐ迷子だ!自分の名前も迷子なんだよ!落として来ちまった!!」
かなり煩くはあるが、この少年は敵ではないようだ。
?「ん、じゃぁ名前決めねえとなぁ……。う〜ん………」
・・・そして、かなり能天気らしい。”落とした”という名前を考え始める。
?「そーだっ!じゃ、煉で!よろしくー!オレ、煉!今決めた!お前は?」
煉「おう!よろしくな、廻!人?いんやー、会ってな…あ。会った!女の子が一人。なんかね、ツーンっとしてたからデレてもらおうと思ったら蹴られた。おかげで、ほらここ」
そう言って蹴られたという足を見せる。なるほど、明らかに腫れているのが見て取れる。
煉「だから仲間に入れ損ねた!!ショックだー一生根に持つーすごい可愛かったのにな…」
煉「う~ん…………あ!そういえば、髪の毛は短めだったよ!目は綺麗な青!いいよね~、青い目!…研究員とかそういう雰囲気は無かったかな。でも俺に蹴り入れるくらいだから強い子だと思う。…痛かった。でも、愛の鞭だよね!?」
そこで一度だけ区切り、すぐに口を開く。
煉「廻はさ、その…、髪の長い研究員っぽい人と会ったの?」
煉「…知ってんの!?名前知りたーい!!…愛の鞭だと思っておきたい………」
少ししょぼんとする煉。そのままのテンションで続ける。
煉「…そうだね……取り敢えず、探検じゃない…?……したらまたあの子に会えるかなぁ」
(知らんはずだぞ、ショートカット青目女子)
煉「おう!」
後に続く煉。そして、小さく声を上げる。
煉「なんだよこれ…さっきとまるで違うじゃん…!」
扉の向こうには、いくつもの通路。どれも先を見通すことができない。
煉「…ん?廻、音がしねえか?」
煉「…ほら、右から三番目。…コツーン、コツーン…って!…てかなんだそれ…お前、魔法使い?」
目をパチクリさせて、煉は廻の魔導書を見つめる。
そうしている間に、煉のいう音は近付いてくる。そして、現れたのは―――
煉「あーー!!!さっきの女の子!!」
?「うるせえよ、餓鬼が」
?「はぁ?私はあんたたちと違って調査中。この屋敷の主の誘拐罪でね。ここで無駄死になんてさせねぇよ、餓鬼共と違って」
そこで区切り、一つ咳払いをする。
?「失礼。私はこの国の警察。今いる屋敷の家宅捜索中」
名を明かす気は無いようだ。腕組みをして、もう一言。
?「ここで殺人なんて犯したらあんたたちも牢獄送りだからな」
煉「ねっ!このお屋敷の主さんのこととか!廻君なら知ってると思うよ?どうかな?オレが持ってる情報も一緒にさ!」
すると少女は冷たい視線をぶつけ、鋭く言い放った。
?「協力してくれるという姿勢には感謝しよう。…だがな、お前らのような得体の知れん輩に提供する情報は残念ながら持ち合わせていないんだよ。餓鬼はそんなことも解らんから嫌いだ」
あからさまに馬鹿にされているようだ。それに煉はカチンと来たらしく、ギリギリと歯を鳴らす。
それを無視して、少女は最後に。
?「それに警察の情報網を馬鹿にするな。お前らよりも遥に量が多い。…教えてもらうようなものも無いだろうな」
煉「!?オ、オレもそれだけ聞いたらい、行く…ょ…」
?「……そんなことも調べずに入ったのかよ…」
少女は心底呆れたように言う。
?「餓鬼だな、本当に。そんなことさっさと自分で調べろ。その辺破壊すればわかるだろうな。…ま、破壊したらしたで器物損壊で逮捕してやるが」
ニヤリと笑う。それはもう、とても楽しそうに。
?「これはこの屋敷の主…リリアン・ルアード=セルビーのゲームだ。一種のな。既に何人かの馬鹿な挑戦者が餓死・衰弱死している。…警官もな。出ることが出来た奴はいない。…希望は捨てろ」
?「ほう。一度なら十四回分見逃すわけにはいかないな。十五枚壊すなら。だが、残念だな。それは無駄だよ。壊したところでまた同じ場所に戻る。そういう出来になっているんだよ」
煉は話についていけないようで、ポカーンとしている。
?「これは迷路だ。壁を壊したり、屋根を壊して空から見上げたりすることが許されていない。地道にゴールを目指すんだな」
煉「えーっと…じゃ、右」
(疲れて思いつかん)
と、その時いきなり電子音が響く。
煉「…おっと、ごめんごめん。オレの携帯みたい。……誰だろ、この番号」
そう言って機械を耳に当てる煉。
煉「…はいもしもーし。……えっ?なに、さっきの人?…なんでオレの番号知ってるの?謎なんだけど…………ひっ、い、いえ、すみませんすみません…変われ?廻に?…分かりやしたー」
すると、煉は廻に機械を差し出す。
煉「お前に連絡だって。さっきの女の子」
(セレナの口調直してぇよ……)
?『悪いな、急に。お前ら今どこだ?暗闇にいるんじゃないだろうな?今本部から許可が下りたから連絡してやる。もし暗闇にいるんなら今すぐ引き返せ。…いいか、絶対に振り向くんじゃないぞ?』
相手は先の警察と名乗った少女のようだ。何やら焦っている。
?『そうしたら建物の東へ進め。方角がわからなければ窓のある部屋を探せ。…いいか、さっきも言ったが、絶対に振り向かずに引き返すんだぞ?…煉なら振り向きかねんからな、お前に言っておく。もし振り返ったら、その後のことは保証できん』
最後に、何かあったらまたかける、とだけ残し、一方的に切られてしまった。
(女警察さんだよ!)
煉「えー、振り向きたくなっちゃうけどなぁ…あの子が言うなら、む、向かない!!頑張るぜ!…うん・・・」
そう言うと同時に、煉は歩き出す。
煉「ほら、行こうぜ!とにかく出っぞー!!」
(煉は軽ノリ…うん、軽いw)
煉「ずっ!ずりぃ!!羽とかずりぃよおお!!!」
そう言って追いかける煉。だんだんと出口に近付いてきた。
煉「で、出たー!!よっし、振り向かなかった!!」
(ノーコメ)
煉「えっ!?方角?うーんと、コンパスは、っと…」
煉はごそごそとポケットの中をあさる。
煉「あ、あったあったー!!ほれ、床に置いてッと………!!??」
目を見開き、硬直する煉。暫くそうしてから振り返り、廻に告げる。
煉「東…壁なんだけど、どうしよう?」
煉「って言っても、左の通路に行くか戻るかしなきゃだよね…。そうだなぁ、左に進んで窓の部屋探すかー」
そう言うなり、コンパスを仕舞って歩き出す。
(パソのバッテリーが危ない!今おじいちゃん家でやってるもので)
この記事には、これ以上コメント出来ません
そりゃなぁ
でも約束はしたよね??
いつかさ、「あと2,3個100超えたら描こうかな?」みたいなこと言ってたよね???
使えるとこがあんなら使った方がいいかなぁー、って思ってさ!
そーすりゃ俺が描かないで済む!!!
^^
描くよね?
前言ってたよね??
助けt、うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜ーー!!!!!
おまわりさーん
ここにみみるっていうひどい人がいるそうでーす!!
・・・・・・
自首って知ってるかいっ??
まだなぁ〜んも悪いことしてないのに?
じゃあしない。
おまわりさーん、あっちに泥棒さんが逃げてった!!
取り敢えずたいさーん!!!
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
うおっ!!?
おいっ!イキナリ発砲してんじゃねぇ〜!!
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
よし!烏、燕、追跡!!
白烏はそのまま発砲体勢崩すなよ!!?
梟はどこに逃げるか推測して先回りだっ!!
鴨は足止めに尽力!雀はいざという時に棘付鉄球の投球準備!!
はい、みんな位置について!!GO!!!!!!!
俺人間!!まだ無能力者(戦闘面)!!!
しかも7対1って俺勝ち目ねえええええぇぇ!!
確実に死ぬぞ!? ってか絶対殺す気だろ!??
まあ、取り敢えず白烏に突撃〜!!
白烏はかわすのも得意なんだな!!(ひらりとかわす)
隙を狙って行け、鵙(←木の陰にいた)!!その液体を標的めがけて投げつけろ!!
烏、雀、燕、後ろと左右から挟み撃ち!!!
梟よくやった!後は標的の特徴を分析して!!
なんだよこの液体!? 超ギリあたんなかった!
こんどは3-way自機狙い弾(人形?)かよ!?
まぁ、これは魔理沙に教わったから楽だけどねぇ〜w
・・・分析されたくねえええ! ってか正面ガラ空きじゃね? 正面突破あるのみぃ〜!!ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
…
白烏に突撃したの覚えてない?
正面には白烏がいるはずだよ??いくらよけたからって、そんなにずれないんだな!!!
あと、これも覚えてる?
雲雀がいるんだよ!!!!!
よーし、超音波弱い設定にしてあるから、歌え!!雲雀!!!
正面衝突は避けたわね。よし、そのまま獲物を追って!!烏、雀、燕!!!
梟はそのまんまね^^
分析やめろおおおお!!
・・・・!?なんだ?頭がクラクラするぞ?
クソッ!!!雲雀か!
ウクッ!ダメだ、もう、動けねぇ・・_| ̄|○
殺される訳には・・ でもどうすれば・・・?
ぐっ・・超音波は厄介だ・・アアあああアあ!!
よーし、みんなおっしまーい。
久し振りに動いたんじゃない?お疲れ様ー^^
ではでは、鵙、雲雀、看病するよー
(てか、廻って小説作るの向いてるんじゃない?)
・・・ッ!!(気絶)
(俺こーゆーバトル系の得意なんだよね。小説も書けなくはないかもね)⇦ナレーションってことで(これも)
雲雀「だだ、大丈夫、ですよっ!す、すぐよくなりますから…」
鵙「お兄さんやるね!まさかここまで怪我が軽いなんて思わなかったよ!」
よかったねー!すぐ直るよ!!
(やってみれば?小説!そしたら見に行くよー!!)
(2時間程度)
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
ん・・・此処は何処だ? 見たことない場所だが・・・?
(俺こーゆーのは好きだけど長編苦手なんだよねw)
雲雀「あ、ぁぁぁぁの、め、目、覚めましたか…?」
鵙「ここは救護室だよー!そろそろ家に帰せると思う!いやー、こんなに粘れた人って久し振りだからさ、他のみんな、ちょっと不機嫌なんだよね…ごめんね、いじめ通しちゃって!」
(短いのでもいけるよ?)
・・ッ痛! まだまともには動けねぇか・・・流石はkill dollってとこか
まさか敵に助けられるとはな・・・
?俺、家ないぞ? 良ければここに居候させてくれないか?
なんで粘っただけでみんな不機嫌になるんだよ?
(ならそれ用に絵描いてそこにプロローグのせて!俺そーゆーのないと書けないから。あと気まぐれだから)
雲雀「そそ、そうですよね…そんな簡単には動けるようになりませんよね…すみません、本当に…。いいいぃぃ、居候、ですか?人と…いそ」
鵙「あっはは、ないの?家。別に平気じゃない?部屋なら沢山空いてるだろうし。あ、でもりりぃさんは怒らせないようにね。キミも人形にされちゃうよ!…え?そりゃ、不機嫌になるよー!自分達の実力が馬鹿にされた、って思っちゃうんだよ。ま、でもすぐに直ると思うよ?」
(オッケー!じゃ、できれば明日にでも。どんなのがいい?)
まぁ、元々は旅人だからな、俺。
一応人だけど、死神経験者だぜ?その刻の記憶がちと蘇ったから怪我が少ないのかもな。かなりトップのほうだったみたいだ、死神の中でも。
馬鹿にされたって・・・失礼だけど、あれ、本気じゃないよな?
(こんな感じのギャグ混じりの戦闘が望ましいっすね)
雲雀「………………………しっ、死神っさん…ですか……ほ、本気で戦っても勝てなさそうですね……」
鵙「雲雀、ビビりすぎでしょ!旅人さんかぁ、大変そうだね!っていうか、死神のトップってどんだけ!?キミかなり強いんだ!それじゃあさ、部屋に案内するよ。こっちこっち!」
(厨二混じり?wwじゃあさ、仮にボスが”ドラゴン”って言われてるとして、そいつが美少女又は美少年だったっていうのは?結果的なオチとして。どうかな?)
何処かに鎌置いてきちゃった所為で今は2割位しかだせないけど・・
案内よろしくだ☆ZE☆
(厨二病じゃねー! 小説擬きなんだから設定追加したっていいでしょ!? 少女漫画にありそうなオチだな、それは)
雲雀「え、えっと、では、雲雀はこのお部屋を片付けておきますので…。鵙、お願いしてもいいですか…?」
鵙「ほいほーい。だろーと思ったからいーよ。では、改めて。キミの今日からの部屋はこっちでーす!…っていうか、鎌忘れたの!?すっごいウケるんだけど!だってさ、死神が、鎌忘れるとか…!!!やっばい!!ククク…ごめんごめん!はい、ここだよ!」
(だねー。いいんじゃない?wwうーん;どっちかてゆーと少年漫画?少女漫画かな…?)
笑うのは仕方ないさ。 鎌の無い死神なんて俺だって聞いたことねーよw
創生術さえ習得できれば鎌は直ぐ作れそうなんだけどなぁー
あ、雲雀ちゃんさ、本棚ってある?
色々本持ってるからしまっときたいんだよね。
二人ともありがとな!
鵙「あーよかった。キミが優しい死神さんで!創生術?…なら、明日鍛冶屋を紹介しようか?まぁ、戦争でもう無くなっちゃったかもしれないけど!そこのおじさん、そういうのできた気がする!」
雲雀「本棚は、ある…と思います。大抵置いてありますので…あの、無かったらお申し付けください。すぐに発注致しますので…」
鵙「へっ?礼にはおよばないよー!久し振りに骨のある人と戦ったし、楽しかったから、それのお礼だと思って!」
本棚は1つで十分だよ。 ごめんな、居候の身で我儘言っちゃって、、、
えっと・・・久し振りってことは前にもあったのか、こんなこと?
楽しかった、か。 そういや殺りあってたよな、俺達?
敗者の俺が何故生きてる? どうしてあのとき殺さなかった?
鵙「もちろん!無くなってたらごめんね!」
雲雀「へっ、いえいえ!お気になさらず…」
鵙「ん?前?あぁ、まあねー。でもそれにはあんまり触れないでほしいな。いつか話すからさ」
鵙がそこまで言うと、いつからいたのか烏と白烏が口をはさみ、どうして殺さなかった?と尋ねる少年に答える。
烏「当たり前だ。無用な殺しは、ボクら殺戮人形だって行わない」
白烏「罪がなければ、の話だがな」
鵙「わお!お二人さん、いつからそこにいたの?」
烏・白烏「さっきから」
どうやら答える気は無いらしい。そして、烏が珍しくニヤリと笑い、一言。
烏「今からでも罪を作ってくれば、殺してやらなくもないがな」
殺されたい訳じゃねえって!! ただ気になっただけだ。(俺とは違うんだな、こいつら。)
(鵙が口ごもる程の奴だったのか?)
ああ、鍛冶屋は無くなっててもいいぜ?
そしたら一から創生術勉強すっから。
ちょっと増えたんで自己紹介させてもらうぜ。
俺は焔咲 廻(エンザキ カイ)、元死神だ。
これからよろしく。
鵙「焔咲 廻くんね。じゃ、廻って呼ばせてもらうよ!まあ、呼んでもらってるからいらないかもしれないけど、ぼくは鵙。末のNo._08だよ!こちらこそよろしく!」
雲雀「えっと、No._07の雲雀…です。よ、よろしくお願いします」
烏「一応No._01を与えられてる。烏だ。まぁ、これからはあんまり話すことは無いと思うが…よろしく」
白烏「…No._02、白烏だ。以下、右に同じ」
四体分の自己紹介は終ったものの、他の人形は姿を現す気配がない。
▶どうする?
▾探しに行く
▾このまま
と言って、四体に紙と鉛筆を配った。
何故自分で決めないのか? それは廻の行動の95%が気まぐれであることと、かなり適当に事を終わらせる癖の所為である。
鵙「面白そうだね!多数決かぁ…!初めてだよ!捜すかどうかを書けばいいんでしょ?そんで、ぼくらの意見の中で一番多いのにするんでしょ?」
雲雀「……」
鵙は随分と乗り気だが、なぜだか雲雀は黙り込んでしまった。烏と白烏は紙と鉛筆を受け取ったものの、それ以上何かをする気は無いらしい。
と、いきなり烏が吐き捨てるようにこう言った。
烏「くだらん」
白烏も口を開く。
白烏「多数決など、信用できない。ましてや俺たちの意見は信憑性に欠ける」
烏「いや、皆無だと言ってもいいだろうな。所詮、作り物さ。どこで誰が動かしているか、解ったもんじゃない。…ボクらにも解らないんだから」
ゴメンな、長々と勝手に話しちまって。」
廻は何処ぞの閻魔のように長々と説教?をした。
(・・・っつーかさ、俺一人しか使わねーから難しくね?)
烏「……負けだよ、ボクらの負け。認めるのは不本意だがな」
白烏「…………気に食わん。帰る」
烏は少し笑う。白烏は自室へと戻って行ってしまったが、廻の言葉は伝わったようだ。
鵙「ぼくはいい子なんだよ!末っ子は大抵他の兄弟たちとは違う意見を持つものなのさ!きっと、だけどね」
鵙は少しだけ嬉しそうにはにかむ。
しかし、雲雀からの返答がない。一体何があったというのだろうか?
(つくりゃーいじゃん!廻を狙った侵入者とか?)
帰る前に書けええええええ!!」
バタン!!
廻の叫びは白烏に届かず、白烏の部屋の扉は閉じてしまった。
廻「どうする?白烏いなくなっちまったよ。これじゃあんま意味ないような、、、
ん? 雲雀ちゃん、どうした??」
廻は先程から黙り込んでいる雲雀に声をかけた。
すると、雲雀は
(人の名前が思いつかないw あと雲雀の台詞よろしくぅ!)
雲雀「………………………っっ!!」
何も言わず、急に駆け出してしまう。
鵙「雲雀ッ!!…ごめん、廻さんかんけー無いから!!ちょっ、待てって、雲雀!!」
鵙もその後を追う。すると、いつの間にか烏も姿を消していた。
いま、部屋には廻しかいない。
すると、物音がし―――。
梟「フンッ。雲雀はまだ抜けきっていないか」
梟が、廻の後ろに立っていた。
廻は魔法で生み出した氷の小刀を後ろに立っている梟の首元に突きつけた。
そのまま廻はこう続ける。
廻「どういう事だ? 抜けきってないって、なにが?」
梟「知りたいか?そんなに知りたいか??」
やけに楽しそうにニヤニヤとする梟。
梟「一つ、教えてあげる。…だから、コレ外してよ」
本当に嫌そうな顔でそう言って、小刀を指す。その後ろから、またも突然に燕が現れた。
・・・大きな、鎌を持って。
燕「どう?これは交渉。脅しじゃぁない」
梟「あんた、今これが欲しいんだろ?あたいらの質問に答えたらやるよ。…どうする?」
梟は、こうも付け足した。
梟「さっきの質問の答えも一緒に、どうだろう?」
その刹那、氷の小刀ごと廻の姿が消えた。
(どうしろと?この後どうしろと? ココロノコエ)
梟「戦う、だって?馬鹿げてるよ…ここはあたいらの敷地。あたいらの、――聖地」
ビーッ、ビーッ、と鳴り響く警報音。やがて無機質な声が響き渡る。
?「暴れるナ、大人しくシテろ。コこは競技場ジャないヨ。すぐニそノ場で待機せよ」
?2「暴れタモノかラ排除すル。この建物デノ殺し合いハ原則禁止だヨ」
廊下の奥から、二つ頭が現れた―――。
廻「・・・何だ?」
声と同時に、燕の後ろに廻が現れた。
廻「わりぃわりぃ。さっき変な感覚があったからさ、つい試したくなっちゃったんだよね。 ところで燕さんよぉ、あれ何?」
いきなり殺気が消えたかと思えば、戦いかけた燕に二つ頭の事を尋ねた。
何なのだろうかこいつは。
燕「…Bird-Watchingだよ。あたしらでさえ抑え込むのを許されていない、最強の”ジャンク”。倒したら、本当に殺される。…入るよ」
そう言うと、手近にあったドアノブに手をかけ、部屋へと入っていく燕。梟も後に続く。
梟「さて、一気に説明しようか。まずは、何からがいい?」
質問ってなんだ?」
そう言って梟に続き部屋に入る。 ドアを閉め、こう言った。
廻「本当にその鎌、くれんのか?」
燕「約束は守るよ。今、渡してやってもいいけど…」
梟「ここでバラバラ事件は勘弁してほしいしな」
梟は、まあ、そんなことさせんがな、と不敵に笑うと、ゴホン、と咳払いをした。どうやら本題に入るらしい。
梟「お前…、先は雲雀たちに自分は死神だ、と言っていたが、…なぜそんな者がこんなところにいる?」
閻魔の野郎にもう死神やめてくれえ、って言われたからだよ。 そんで暇になったからフラフラと散歩をしてたところを、君達に襲われたわけですよ。 大丈夫大丈夫!! 鎌持ったら人殺す!!って訳じゃないから!
他に質問あるー?」
梟「ない。まぁ、質問攻めにしてもいいが、大体の情報は入ってくると信じよう」
燕「閻魔の野郎、ねぇ…。そんなこと言っちゃって平気なんだか」
少し呆れ気味に笑い、燕は鎌を手渡す。そうしてから、あたし達への質問は?と聞いてくる。どうやら答えてくれるようだ。
シュッ・・・
廻「中々いい鎌じゃん。 何処で手に入れた? あとこっちから質問ねー。 雲雀ちゃん、どうなってる?抜けきってないって、何が?」
梟「特別だぞ、その鎌。燕が昔腕の立つ鍛冶職人にもらったものだ。…それと、質問の答えだ。これは、口外するんじゃないよ。…特別に、だ」
そういうと、梟は淡々と喋りだす。内容はこうだ。
Kill-Dollには、主に二種類ある。
一つ目は、この屋敷の当主である りりぃ 、という女性に作られたもの。
二つ目は―――、
孤児院から、”引き取られたもの”。
烏、白烏、雀、燕、鴨、梟は前者。
その中でただ二体、雲雀と鵙は後者。
抜けきっていない、というのは、人間だったころの記憶のこと。鵙は殆ど残っていないようだが、雲雀はずっと根に持ったままだそうだ。
そういうと廻は、本棚から本をとり、読み始める。
スッキリしたのだろう。燕と梟のことはもう気にしていないのだろう。
(続きよろしくぅ!)
梟「さて…仕事のようだ」
燕「はーあ、りりぃも人使い荒いよねー」
そういって二人は立ち上がり、部屋を出ていった。
ドアが閉じられた事を耳で確認した廻は、自分以外はいない“筈”の部屋で静かに問いかける。
廻「さて・・・さっきから盗み聞きしてんの、誰? あんた、りりぃって人か?」
りりぃ「あらあら、お客さん。あなた割と馬鹿じゃないのね!この前の”自称”戦士さんは全く気付かなかったのに。あーあ、いい材料だと思ってたのに。…残念だわ」
どこから現れたのか―――それともそこにいたのか。”りりぃ”という女性は、さも当然のようにそこに立っていた。
りりぃ「さて、これは名乗った方が良いわよね。…知ってると思うけど!アタシはリリアン。あ、これは親からもらった名前ね。あいつらも馬鹿だったわ!すぐ死んじゃって!ほんと、退屈だった。まぁ、その話はいいのよ、もう昔のことだし」
そこで区切り、りりぃ…もとい、リリアンは不敵に素敵に笑った。
りりぃ「さて、ばれちゃったから正々堂々いきましょ?アタシの城に入ったなら、ちょっとしたゲームをやってもらわなきゃ。ま、直接殺すようなことはしないし、安心して頂戴」
そして彼女は、パチン、と指を鳴らす。
動き始める屋敷。ゴゴゴゴゴ…と、地震のようにあたりが揺れる。
りりぃ「じゃ、楽しんできてねっ!」
そういうと、彼女は姿を消した。
廻は先程燕に貰った鎌を持ち、静かに立ち上がった。
廻「さて、久しぶりの運動だな。 なまってないといいんだが・・・」
扉の外では、人の話し声がする。それは、今まで聞いたものではなく、新しいもののようだ。
?「…ょい……りうご…ぁ…と思…ら周りの景色全然違うし」
近づいてきているようで、だんだん足音も近くなる。
?「よし、まずここ開けてみっかー」
廻のいる部屋の前に来たようだ。扉が開く。
?「…っと。……………う、うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
、、、敵か?」
そう言って廻は戦闘体制をとる。
廻「死にたいならかかってこい。死にたくないなら状況を説明しろ。 嘘は通じないぜ?」
?「ひゃあああぁぁぁああ!!ななな、なんなんだよいきなりっ!!こっちだって訳わかんねぇよ!いきなりこの屋敷が動き出したと思ったらすぐ迷子だ!自分の名前も迷子なんだよ!落として来ちまった!!」
かなり煩くはあるが、この少年は敵ではないようだ。
?「ん、じゃぁ名前決めねえとなぁ……。う〜ん………」
・・・そして、かなり能天気らしい。”落とした”という名前を考え始める。
?「そーだっ!じゃ、煉で!よろしくー!オレ、煉!今決めた!お前は?」
敵ではないと判断した廻は、簡単に自己紹介を済ませ、少しでも情報を得ようと煉に質問した。
煉「おう!よろしくな、廻!人?いんやー、会ってな…あ。会った!女の子が一人。なんかね、ツーンっとしてたからデレてもらおうと思ったら蹴られた。おかげで、ほらここ」
そう言って蹴られたという足を見せる。なるほど、明らかに腫れているのが見て取れる。
煉「だから仲間に入れ損ねた!!ショックだー一生根に持つーすごい可愛かったのにな…」
呆れた様に廻は言った。
煉「う~ん…………あ!そういえば、髪の毛は短めだったよ!目は綺麗な青!いいよね~、青い目!…研究員とかそういう雰囲気は無かったかな。でも俺に蹴り入れるくらいだから強い子だと思う。…痛かった。でも、愛の鞭だよね!?」
そこで一度だけ区切り、すぐに口を開く。
煉「廻はさ、その…、髪の長い研究員っぽい人と会ったの?」
少し笑いながら廻は答えた。
さらに、廻は
廻「此処での雑談もいいんだけどさ、今からどうする?
流石に厄介だろ、このままじゃ、さ。」
煉「…知ってんの!?名前知りたーい!!…愛の鞭だと思っておきたい………」
少ししょぼんとする煉。そのままのテンションで続ける。
煉「…そうだね……取り敢えず、探検じゃない…?……したらまたあの子に会えるかなぁ」
(知らんはずだぞ、ショートカット青目女子)
そう言って廻は、部屋の扉を開いた。
(あ、そーだった。ショートカットってこと忘れてた。)
煉「おう!」
後に続く煉。そして、小さく声を上げる。
煉「なんだよこれ…さっきとまるで違うじゃん…!」
扉の向こうには、いくつもの通路。どれも先を見通すことができない。
煉「…ん?廻、音がしねえか?」
そう言うと廻は、魔導書を取り出し、詠唱を始めた。
煉「…ほら、右から三番目。…コツーン、コツーン…って!…てかなんだそれ…お前、魔法使い?」
目をパチクリさせて、煉は廻の魔導書を見つめる。
そうしている間に、煉のいう音は近付いてくる。そして、現れたのは―――
煉「あーー!!!さっきの女の子!!」
?「うるせえよ、餓鬼が」
廻が詠唱を終えた途端、廻の周囲に光を放つ球体が現れた。 そしてそこで、廻は謎の女の子の正体に気付く。
廻「誰?あんた。 殺りあう気か?」
?「はぁ?私はあんたたちと違って調査中。この屋敷の主の誘拐罪でね。ここで無駄死になんてさせねぇよ、餓鬼共と違って」
そこで区切り、一つ咳払いをする。
?「失礼。私はこの国の警察。今いる屋敷の家宅捜索中」
名を明かす気は無いようだ。腕組みをして、もう一言。
?「ここで殺人なんて犯したらあんたたちも牢獄送りだからな」
廻は牢獄送りの話を完全に無視し、情報交換の交渉をした。 その話に乗っかるように、煉は、
煉「ねっ!このお屋敷の主さんのこととか!廻君なら知ってると思うよ?どうかな?オレが持ってる情報も一緒にさ!」
すると少女は冷たい視線をぶつけ、鋭く言い放った。
?「協力してくれるという姿勢には感謝しよう。…だがな、お前らのような得体の知れん輩に提供する情報は残念ながら持ち合わせていないんだよ。餓鬼はそんなことも解らんから嫌いだ」
あからさまに馬鹿にされているようだ。それに煉はカチンと来たらしく、ギリギリと歯を鳴らす。
それを無視して、少女は最後に。
?「それに警察の情報網を馬鹿にするな。お前らよりも遥に量が多い。…教えてもらうようなものも無いだろうな」
それだけ聞いたらもう“俺”は、行くから。
そう付け足して謎の女警察の答えを待つ。
煉「!?オ、オレもそれだけ聞いたらい、行く…ょ…」
?「……そんなことも調べずに入ったのかよ…」
少女は心底呆れたように言う。
?「餓鬼だな、本当に。そんなことさっさと自分で調べろ。その辺破壊すればわかるだろうな。…ま、破壊したらしたで器物損壊で逮捕してやるが」
ニヤリと笑う。それはもう、とても楽しそうに。
?「これはこの屋敷の主…リリアン・ルアード=セルビーのゲームだ。一種のな。既に何人かの馬鹿な挑戦者が餓死・衰弱死している。…警官もな。出ることが出来た奴はいない。…希望は捨てろ」
何を思いついたのか、廻は自信満々にいった。
廻「この程度の壁なら、15壁は貫通出来るぜ、俺。」
?「ほう。一度なら十四回分見逃すわけにはいかないな。十五枚壊すなら。だが、残念だな。それは無駄だよ。壊したところでまた同じ場所に戻る。そういう出来になっているんだよ」
煉は話についていけないようで、ポカーンとしている。
?「これは迷路だ。壁を壊したり、屋根を壊して空から見上げたりすることが許されていない。地道にゴールを目指すんだな」
そう言って廻は適当に道を選んで先に進む。
煉「あ、廻!! ちょっと待てって!! じゃあね!またどっかで会おうねー!」
そう言い残して、煉は廻のあとを走って追って行く。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
しばらく歩くと、道が二手に別れている道に出た。
廻「・・・・どっちに行く、煉?」
煉「えーっと…じゃ、右」
(疲れて思いつかん)
煉の言ったとおり右へ進む廻。 しかし、進むにつれて辺りはどんどん暗くなっていき、今となっては廻の周囲を漂う光の球体が放つ光を頼りに移動せざるを得ない程、辺りは闇に閉ざされてしまった。
(疲れてんなら無理せず休め!)
と、その時いきなり電子音が響く。
煉「…おっと、ごめんごめん。オレの携帯みたい。……誰だろ、この番号」
そう言って機械を耳に当てる煉。
煉「…はいもしもーし。……えっ?なに、さっきの人?…なんでオレの番号知ってるの?謎なんだけど…………ひっ、い、いえ、すみませんすみません…変われ?廻に?…分かりやしたー」
すると、煉は廻に機械を差し出す。
煉「お前に連絡だって。さっきの女の子」
(セレナの口調直してぇよ……)
そう言って廻は煉から機械を受け取る。
廻「はい只今かわりましたー、俺が廻だけど一体どうしたんだ?」
(まずセレナって誰だよ・・・)
?『悪いな、急に。お前ら今どこだ?暗闇にいるんじゃないだろうな?今本部から許可が下りたから連絡してやる。もし暗闇にいるんなら今すぐ引き返せ。…いいか、絶対に振り向くんじゃないぞ?』
相手は先の警察と名乗った少女のようだ。何やら焦っている。
?『そうしたら建物の東へ進め。方角がわからなければ窓のある部屋を探せ。…いいか、さっきも言ったが、絶対に振り向かずに引き返すんだぞ?…煉なら振り向きかねんからな、お前に言っておく。もし振り返ったら、その後のことは保証できん』
最後に、何かあったらまたかける、とだけ残し、一方的に切られてしまった。
(女警察さんだよ!)
煉「なぁ廻、なんて言ってた、あの女の子。」
廻「ああ、暗闇の中にいるなら、『絶対』に後ろに振り向かないで引き返せ、ってさ。 かなりヤバいっぽいな、ここ。 ここ抜け出したらまた続き話すよ。」
(先に言って欲しかった。 あと、やっぱ煉むずい)
煉「えー、振り向きたくなっちゃうけどなぁ…あの子が言うなら、む、向かない!!頑張るぜ!…うん・・・」
そう言うと同時に、煉は歩き出す。
煉「ほら、行こうぜ!とにかく出っぞー!!」
(煉は軽ノリ…うん、軽いw)
そう言って廻は、光翼を出して地面に沿って飛び始めた。 意外と疲れていたようである。
(軽ノリむずくね?)
煉「ずっ!ずりぃ!!羽とかずりぃよおお!!!」
そう言って追いかける煉。だんだんと出口に近付いてきた。
煉「で、出たー!!よっし、振り向かなかった!!」
(ノーコメ)
少し考える廻。 そしてすぐに
廻「そうだ! 思い出した! 建物の東、方角が分かんなかったら窓のある部屋を探せ、って言ってた。 方角は任せるぜ、煉。」
(なんか言ってよ・・・)
煉「えっ!?方角?うーんと、コンパスは、っと…」
煉はごそごそとポケットの中をあさる。
煉「あ、あったあったー!!ほれ、床に置いてッと………!!??」
目を見開き、硬直する煉。暫くそうしてから振り返り、廻に告げる。
煉「東…壁なんだけど、どうしよう?」
廻は慌てる事もなく2つの選択肢を煉に言った。
煉「って言っても、左の通路に行くか戻るかしなきゃだよね…。そうだなぁ、左に進んで窓の部屋探すかー」
そう言うなり、コンパスを仕舞って歩き出す。
(パソのバッテリーが危ない!今おじいちゃん家でやってるもので)