『可笑しいよね。

僕の右目。見えなくなっちゃった。どんどん色を失っていくんだ。瞳孔から蔦が出てきてさ、痛くて仕方が無いんだ。蔦がね、僕の首を絞めるんだよ。早く死ね、死ね！って。ねえ、兄さん。可笑しいよね。僕と似たような症状なのに、兄さんは病気が発症しても目の色が変わらない。見えるんでしょ？右目。ねえ、可笑しいよね。可笑しいよね。兄さん。』

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