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ROSAGAME赤青寮 (3月16日 9時)

依羽ちゃん家のルアちゃんと私ん家のシフォン君。
ゲーム参加ついでに交流絵。

コメ蘭にて小説書きます。
作品のタグ:ROSAGAME, ROSA学園, 心理

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よくわからない空気を合図に、そのゲームは幕を開けた。
戸惑う一年生。緊張の二年生。余裕の三年生。
それぞれの表情を浮かべながら、生徒達は薔薇を探しに散った。

赤寮の二年生。ルアもその中に混じって薔薇を探す。
中庭へ訪れてみると、ふんわりと僅かに薔薇の香りがした。

ルアはその香りに包まれながら目を閉じた。
すると、近くの茂みから物音が聞こえた。

目を開き其方へ目を向ける。

ルア「・・・誰か居るのか?」

眉間に皺が寄るのがわかった。
物音は次第に大きくなり、やがてその音の主が姿を現した。

いくつかの薔薇の棘が絡まる銀色の髪。
死んだような目。無表情の彼と目が合った。

シフォン「・・・あぁ、ルー・・・。」

ルア「君は何をしているんだ?」

シフォン「大したことじゃないよ。薔薇探しさ。」

ルア「それはわかっている。」

聞きたいのはそんな事では無かった。
彼にしては珍しいその表情に、少しの戸惑いを覚えたルア。

そんな彼女をよそに、シフォンは身体を揺らしていた。
・・・というより、その茂みから脱出を試みていた。

彼は赤と青の薔薇を一つずつ手に取り、その茂みから抜け出した。

ルア「君は思った以上に・・・。」

シフォン「何だい?」

ルア「いや、何でもないよ。」

シフォン「気になるじゃないか。」

ルア「気にしないでくれ。」

そこまで言うと、彼は口を閉じた。

思った以上に"アホ"だなんて、妙にフライドの高い彼に言うと面倒な事
になるのは目に見えていた。

シフォンは突然、ルアの目の前に赤い薔薇を片手に突き出してきた。
一瞬怯むルア。そんな彼女に気づいていないのか、彼は未だに手を突き出している。

ルア「・・・貰っていいのかな?」

シフォン「いいんじゃない?あげるよ。」

ルア「・・・有難う。」

素直に受け取ると、シフォンは小さく笑みを浮かべた。
これから先の出来事。彼の行動を考えると頭を抱えたくなった。

このゲーム、一体どの寮が勝つのやら。

END


mari0922 - 2013/03/15 23:40:19 違反報告 -
うおおおおおお!!
ありがとう!!
思わず笑みがこぼれた俺b
依羽 - 2013/03/16 22:42:33 違反報告 -
それは良かったw
mari0922 - 2013/03/16 22:44:49 違反報告 -
シー君www
可愛く描いてもらえて光栄((
依羽 - 2013/03/16 22:56:10 違反報告 -

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