殺人ドールバトン 2014/4/1 23:24
うちの子2 2014/4/1 15:36
うちの子その1 2014/4/1 14:47
零っ!!!!!! 2014/4/1 11:11
らぐちゃん、おおう・・・
小説の複線がっちりだねー!
はれもルビアの過去も書こうかな・・・
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アタシ は アンタ が 憎い
誰よりも アタシ よりも 秀でた アンタ が
まだまだ わたくし が 自らのことを アタシ と 呼んでいた 頃 。
彼女の名は『クルスティア』
ガサツで乱暴で言葉遣いの悪いアタシの姉。
温厚でおしとやかで清純なクルスティア。
性格が顔に出る程のお人好し。
無論アタシは、しかめっ面。
あるとき彼女は私に語りかけた
「ねえラグナ。あなたは『彼』を憎いと思う?」
勿論、アタシは彼の行動に、理解ができなかったので
「殺したいくらい大嫌いよ」
そう答えた。クルスティアは相変わらず穏やかな表情。アタシはふくれっつら。
『彼』は極端な男であった。
優しい時は、髪の毛を撫でたり、優しく微笑みかけ、まるで
アタシ達を作ってくれた人形師のようだった。
変な時は、姉妹であるアタシ達を 蹴ったり、殴ったり・・・
しまいにゃ顔に汚い液までもかけられた。
それでも、当のクルスティアは『彼』に恋をしていた。
全く、恋は盲目というものか。
いくら殴られ蹴られしていても・・・ウンともすんとも言わない。
ジッと耐えて、穏やかな笑みを浮かべるだけ。
それが、アタシにとっては気色悪いことでしかない。
ある日、『彼』を殺す機会がやってきた。
妖精『シャナ』が、アタシ達に力を与えてくれたのだ。
アタシは小さな体に力がみなぎってくるのを感じた。
近くにあった、アタシとクルスティアの目を抉りとったナイフに目をつけた。
そんでアタシは『彼』めがけてナイフを突き刺そうとした。
______のだが。
そう。ご存知の通り、クルスティアが『彼』をかばったのだ。
だけれどそれは時遅く、『彼』は鮮血の花を散らし息絶える。
クルスティアもそれを見てショックで倒れる。
お気に入りのアタシのドレスは、点々と『彼』血がこびりついていた。
「あぁ、なんて汚い血・・・。」
血でドロドロのナイフを見つめ、そう嘆く。
早く、汚らわしいこの血をぬぐい去りたい。
あぁ。あぁ。もっと斬りたい。もっと殺 し た い。殺 し た い。殺 し た い。
そこで何かがキレた音がした。
手始めに、クルスティアの首を掻っ切った。
血は沢山出たが、死には至らない。止めを刺そうとしたらシャナに制される。
次に、『彼の母』を斬り殺した。 その次は、『彼の嫁』も殺した。
『彼の血縁』を殺し、興奮が止まらない。
「ふふふ・・・アハハハッ!!」
さぁ・・・最後は、『彼』を原型のとどめないほどの肉片にしてあげよう。
今を思えばこの選択がいけなかった。
手にあったナイフは、刃が溢れ、なかなか斬りきれない。
仕方がないからドスドスと刺し続ける。心臓も内蔵も小腸すらも刺す。
刹那、背後から殺気が湧いて出た。クルスティアだ。
「ユルサナイ ワタクシノ ワタクシノ ・・・イヴニール・・・!!」
クルスティアはアタシに馬乗りし、首を締め付ける。
「うるさい!『彼』と・・・イヴニールと一緒に・・・死ねっ・・!!」
アタシは、ナイフで心臓を深く突き刺す。
実の姉を、この小さな手で。
クルスティアはそのまま首を絞めたまま息絶えた。
「あ・・・・あ・・・・あ・・・・あ・・・・」
アタシは、声に出ないほどの歓喜の声をあげる。
もうここには アタシより 秀でた 人形は いない。
そして そこに 転がっている 人形を 見て
深い絶望に陥る。
「ぁ・・・・ぁ・・・・ぁ」
跪き、人形に、涙を垂らす。
それから アタシ は 人形を 墓に 埋めた。
人形が、アタシを覚えていて欲しいため、えぐり取られたアタシの目を、墓に入れる。
クルスティアの片目は、アタシの片方の目に差し入れる。
墓にナイフを突き刺し、
そのままシャナと一緒に歩き出す。
end
長ぇ。意味分かんね。
らぐちゃん、おおう・・・
小説の複線がっちりだねー!
はれもルビアの過去も書こうかな・・・