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ROSAGAME青寮 (3月15日 22時)

これでポイントになるかはわかりませんが、一応小説もどきをコメ欄に
作品のタグ:ROSAGAME

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しんとした廊下、窓から差し込む光で日向ぼっこしていたときだった。

耳に流れてきた黒寮の寮長さんの声。とても可愛らしい声。

その声が聴こえなくなって俺はふと思う。ROSAGAMEなんて入学のときに説明があっただろうか。
それとも、ただ思いつきではじめたゲームなのだろうか。

この際それはどうでもいいのか。

窓からは生徒達が中庭に向かっているのが見えた。中庭には薔薇が沢山咲いているからだろう。
だけど、俺はゲームにあまり興味がなかった。……というのはちょっと嘘。競争事はそんなに嫌いじゃない。


「でも、そんなにやっきになって探すのも性に合わないな」

うーん。とりあえず部屋に戻って皆が落ち着いた頃に探そうかな。
影@あい嫁 - 2013/03/18 22:43:08 違反報告 -
部屋のドアを開けるとルイ君がいた。

「ん?あぁ、マラド君ですか」

白い肌に日の光が降り注ぎ、なんとも天使らしい姿。ただその腹の中はどす黒いんだろう。

「ルイ君……は探す気はなさそうだね」

「そう見える?ふふ、」

生気の感じられない虚ろな目(これを人はレイプ目というらしい)を少し細める。弧をひいた唇も少しぞっとするような感覚を覚える。まぁ錯覚なんだろうけども。

「どうせファッグに頼んだんでしょ?ルイ君て負けるの嫌いそうだしね」

「はは、そうだね。そうか、そうか、マラド君はきちんとわかってくれているんだね。それじゃあさ、こんなところで油売ってる場合じゃないよね。青寮の勝利に貢献してくれないとさ、ね?」

「わかってるさ、そうしなきゃ俺はきっとルイ君に喰われちゃうからさ。」

「ふふ」

まったくいかにも天使らしく可愛く笑うよなぁ。あ ざ と い !

影@あい嫁 - 2013/03/18 23:05:29 違反報告 -

ふと目に付いた寮の机。硝子でできたそれには青の薔薇が閉じ込められている。そういえば装飾品でもいいとか言っていたっけ。

「ねぇ、ルイ君。ここの物をぶっ壊すにはルイ君の許可が必要?」

「ん?いや、僕に害がなければどうぞ御自由に。後始末も勿論自分でするんだよ」

「了解」

机に手をあてる。ひんやりとした感覚が手に伝わる。綺麗なのに勿体ないなぁ。

水と風の魔力を組み合わせて机に向かって一気に注ぎ込む。


びしり、


亀裂が入り込み、机がバラバラに。青い薔薇をいくつかゲット。うん、これでいいのかなー。


「これで俺は貢献できたのかな?」

「ふふふ、いいんじゃない?嫌いじゃないよそういうの」

「それは良かった。机、3日以内になんとかしとくよ。」

「あぁ、頼んだよ。それじゃあ」


きっとルイ君の言ったそれじゃあ、は早くこの部屋を出ていって新たな薔薇を探せということだろう。うーん、それもちょっとつまらないような気もするけど、まぁいいか。

「それじゃあ、行ってきます」

勝たなくちゃ俺は喰われちゃうからさ。
影@あい嫁 - 2013/03/18 23:20:54 違反報告 -
ショータさん宅のルイ君お借りしました。勝手にお借りして申し訳ありません。
影@あい嫁 - 2013/03/18 23:22:17 違反報告 -

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