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第一のイベント (10月15日 14時)
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作品のタグ:白vs黒企画
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少女はグラグラとゆれながら誰かにきかせるように、しっかりとした音量で呟く。
「あーあ、最近つまんないなぁー。
神代さんはずぅっと環、環言ってるしー」
ダンボール越しにはわからないが、あきらかに不機嫌そうな声。
きっと表情もぶすくれているに違いない。
まるで、普通の少女のように。
「あ!そうだ!!」
何かを思いついたように彼女はジャンプして飛び降り、
『乗っていたもの』に話しかけた。
「ねえ、お兄さん?生きたい?」
上に乗っかられていたその青年は怯えた表情で彼女をみ、そしてさらに怯えた。
彼女はダンボール箱をとっていた。
なのに、顔の全体図が頭にはいってこない。
彼女の目をどうしても見入ってしまうからだ。
彼女の目は、先の見えない、真紅をしていたからだ。
その目はカラーコンタクトとは思えない。
目を逸らさなければ、と直感的に思う。
しかし、体は、目は、彼女の瞳を見つめて離れない。
『生きタいなら、
人を殺、セ
殺人鬼にナリきれ
黒羽二気づカれないよう二』
彼女の声が変に聞こえる。
そう思った瞬間、彼は思考の自由が利かなくなってきた。
『モし、失敗シたラ…_________」
彼が覚えているのはそこまで。
彼はその瞬間から、人格を奪われ、殺人気になったのだ。
MoZuck - 2015/10/15 14:13:59 |違反報告
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