今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:388 hit
第一のイベント (10月15日 11時)
「殺、シにきタよ」
本文はコメント欄に↓
もう少し休暇続きそうだし、自宅でかけるっていいな
作品のタグ:白vs黒企画
このブログの最新エントリ
コメント一覧
「____あ?なんだ、このガキ」
路地裏のいつもの溜まり場。
いつもは無人のそこに、珍客がいた。
「わたし、ポポ子」
そう名乗ったその少女は顔がなかった。
いや、なかったというより、隠されていたといったほうがいいだろうか。
そいつは顔の書かれたダンボール箱をすっぽりとかぶっていた。
その常識を逸脱した格好と、普通の女子の声音で言われた自己紹介とのギャップに一周回って不気味さを感じた。
少女は続ける。
「ずっと、待ってたの」
待ってた…?
仲間の顔を見渡すと誰にも心当たりはないらしい。
「…人違いじゃねえか?嬢ちゃん」
一番勇気のある仲間がいった。
「お兄さんたちを、ずっと、待ってたの」
変わらない口調。
俺だけ、なんとなく、恐怖を感じた。
そして、その少女の手元に違和感を感じる。
それは普通のJ〇が持っていてはいけないもの。
それほど異常なもの。
月明かりで光ったそれは、
___包丁だった。
どうして今まで気付かなかったのだろう。
それほどその包丁は彼女と一体化していた。
「お兄さんたちを、殺シにきタよ」
これまでも、これからも、その夜以上の恐怖を味わうことはないだろう。
MoZuck - 2015/10/15 13:46:23 |違反報告
-