16:59:52 止まった時間の中で
※コメ欄漫画です、飽きるまで
※死ネタ
※未完、途中小説になってる
Gemelli(双子) 2014/3/17 23:39
152&177 2014/2/24 20:36
企画 2014/2/12 0:31
募集募集 2014/2/11 23:18
ほんの、冗談だった。
試してみたかっただけだった。結果、成功した。
自分の運の良さに、恐ろしさを感じるほどだ。
辺りを見渡す。何もないこの場所は、無の世界だ。
騒がしい女子も、嘲笑う男子も、あいつの存在も。全てが消えている。
ただ、少しの明るみを持つこの世界は、心を乱してくれる。
黒ではなく、藍色のこの世界。
お揃いだと言った、あいつの姿が浮かんできた。
自ら経ったこの命。未練はないようにと全て捨てた。
思い出を未練にしないよう、全部、燃やしてきた。
親や兄弟、名前、騒がしいあの日々、今まで生きてきた思い出全て。
あいつのことだって、捨ててきたはずなのに。
まるでこの世界は、心をうつしているようで。
堪えられない気持ちが溢れてきそうで。
けれど、感情も失くしたからには、泣けそうもないらしい。
歪まない表情は、生きていたころのままだ。
ー無表情で不気味だ。
いつしか、親に言われた言葉。
感情が豊かな兄や弟とは正反対に、表情がない自分。
ああ、知ってるよ。わかってる。
ただ、比較するのだけはやめてほしかった。
大丈夫だ、あれは言葉のアヤだと、兄に慰められるのが辛かった。
落ち込まないで、兄ちゃんはとても優しいよと、弟に言われるのが辛かった。
それはあいつも同様だった。
あいつと妙にウマが合うのは、俺と同じ状況下に置かれているからだった。
ーわたしもね、よく不気味だって言われるんだよ。
耳元であいつの声がした気がした。
しかしそれは本当に、気のせいだった。ここにあいつがいるはずもなく。
だが、いつも傍にいたあいつの存在が、相当大きかったのだと、途端に気づいた。
隣に空いたこの空間は、俺の寂しさという感情を掻き立てる。
嗚呼、どうして今になって、こんなに恋しくなるんだ。
どうもこの世界の存在が、俺の心を乱しまくり、狂わせる。
ーお揃いだね。
俺の瞳の色とあいつの瞳の色は、他のやつらには見られない、特別な色をしていた。
宝石のように美しく、それはまた嫌に綺麗な藍色をしていた。
お揃いだというあいつは、俺をしっかりと見つめていた。
その表情は、無表情だったが、どこか穏やかで。
微笑んでいる。そう感じられた。
それは俺も同様だったようで、すごく、うれしかった。
純粋に心から嬉しいと思えたのは、初めてだった。
おそらく同じ立場だから、分かり合えたから、そう思えたのだろう。
あいつとの出会いは、俺を変えていった。
どうやら、あいつに相当おぼれていたようだ。
いや、これは恐らく、愛という感情だろう。
捨ててきたと思っていたが、どうやら捨てきれないものだったらしい。
胸が苦しくなる。心臓の音は止まったはずなのに。
息が乱れる。呼吸はもうしなくてもいいはずなのに。
音のないこの世界で、俺はただ一人、静かに泣いていた。
もう戻れないのだとわかると、尚更こぼれてしまう涙。
あいつに、一目会いたい。言いたい言葉が今になってたくさんある。
ごめん、ありがとう、好きだった。
言わせてほしい。
---------------------
戯言。
強制終了。
中途半端ってか長くなりすぎて訳わかんなくなったわ…
もうこれでいいや
ただシリアスな話が書きたかったんだけど私が書くと全て死ネタと化します
もう不思議です…なんでこういうのしか書かないの自分
ここまで読んでくださりありがとうございました!
絵が少なくてごめんなさい飽きたわけじゃn()
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ほんの、冗談だった。
試してみたかっただけだった。結果、成功した。
自分の運の良さに、恐ろしさを感じるほどだ。
辺りを見渡す。何もないこの場所は、無の世界だ。
騒がしい女子も、嘲笑う男子も、あいつの存在も。全てが消えている。
ただ、少しの明るみを持つこの世界は、心を乱してくれる。
黒ではなく、藍色のこの世界。
お揃いだと言った、あいつの姿が浮かんできた。
自ら経ったこの命。未練はないようにと全て捨てた。
思い出を未練にしないよう、全部、燃やしてきた。
親や兄弟、名前、騒がしいあの日々、今まで生きてきた思い出全て。
あいつのことだって、捨ててきたはずなのに。
まるでこの世界は、心をうつしているようで。
堪えられない気持ちが溢れてきそうで。
けれど、感情も失くしたからには、泣けそうもないらしい。
歪まない表情は、生きていたころのままだ。
ー無表情で不気味だ。
いつしか、親に言われた言葉。
感情が豊かな兄や弟とは正反対に、表情がない自分。
ああ、知ってるよ。わかってる。
ただ、比較するのだけはやめてほしかった。
大丈夫だ、あれは言葉のアヤだと、兄に慰められるのが辛かった。
落ち込まないで、兄ちゃんはとても優しいよと、弟に言われるのが辛かった。
それはあいつも同様だった。
あいつと妙にウマが合うのは、俺と同じ状況下に置かれているからだった。
ーわたしもね、よく不気味だって言われるんだよ。
耳元であいつの声がした気がした。
しかしそれは本当に、気のせいだった。ここにあいつがいるはずもなく。
だが、いつも傍にいたあいつの存在が、相当大きかったのだと、途端に気づいた。
隣に空いたこの空間は、俺の寂しさという感情を掻き立てる。
嗚呼、どうして今になって、こんなに恋しくなるんだ。
どうもこの世界の存在が、俺の心を乱しまくり、狂わせる。
ーお揃いだね。
俺の瞳の色とあいつの瞳の色は、他のやつらには見られない、特別な色をしていた。
宝石のように美しく、それはまた嫌に綺麗な藍色をしていた。
お揃いだというあいつは、俺をしっかりと見つめていた。
その表情は、無表情だったが、どこか穏やかで。
微笑んでいる。そう感じられた。
それは俺も同様だったようで、すごく、うれしかった。
純粋に心から嬉しいと思えたのは、初めてだった。
おそらく同じ立場だから、分かり合えたから、そう思えたのだろう。
あいつとの出会いは、俺を変えていった。
どうやら、あいつに相当おぼれていたようだ。
いや、これは恐らく、愛という感情だろう。
捨ててきたと思っていたが、どうやら捨てきれないものだったらしい。
胸が苦しくなる。心臓の音は止まったはずなのに。
息が乱れる。呼吸はもうしなくてもいいはずなのに。
音のないこの世界で、俺はただ一人、静かに泣いていた。
もう戻れないのだとわかると、尚更こぼれてしまう涙。
あいつに、一目会いたい。言いたい言葉が今になってたくさんある。
ごめん、ありがとう、好きだった。
言わせてほしい。
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戯言。
強制終了。
中途半端ってか長くなりすぎて訳わかんなくなったわ…
もうこれでいいや
ただシリアスな話が書きたかったんだけど私が書くと全て死ネタと化します
もう不思議です…なんでこういうのしか書かないの自分
ここまで読んでくださりありがとうございました!
絵が少なくてごめんなさい飽きたわけじゃn()