ぴお　交流絵 - 猫アレルギー。

只今の時刻、午前２時～

「ということで、やっていきまっせ～」

「どんどんぱふぱふ～…」

「テンション低めなんは気にせんといてな」

こんな時間でも、動画を見てくれる人はたくさんいる。

新しく来た「テンション低ｗｗ」というコメントに返しながら、マリオを開く。

「今回はＰＣであさって出てきたマリオな」

「公式？」

「多分違うんやないかな～」

出てきた説明を適当に読み、早速ゲームを始める。

「…俺アクションゲームとかやったことないわ」

「もしかして初めて？」

慣れたようにゲームをしながら話す二人は、「ぴお」というコンビ名で実況をしている。

「や、初めてではないんだけど、あんまやんない」

「そっか、俺はアクション中心やけどな」

「そ～ね～…なにこのニコニコマーク」

画面上に赤いニコニコマークを見つけたMou。

それに気づいたぴおは、丁寧に説明し始める。

「それはファイヤーフラワーやんね。

　触るとファイヤーが使えるんよ」

「へー、便利だねー」

「…全く知らんのな、お前」

「あ、このボタンでファイヤーね、了解」

なれないアクションゲームも板についてきた頃。

無我夢中でファイヤーのボタンを押していると、Mouの使うマリオは、無様に穴に落ちていった。

「…え？」

「どうしたん？」

「落ちた、出てこないんだけど…」

「それはご愁傷様やな」

「……は？」

「あ～暇、ぴおぴおずるい…」

猫背になってだるそうにしたMouが文句を言う。

「お前が落ちんのが悪いんやろ？ｗ」

ぴこぴこボタンを押し、画面を見つめながら答えるぴお。

しかしMouは理不尽なことを言い続ける。

「こっちはぴおが死なないせいで暇なんだから、ぴおのせい」

「死ねっちゅうんか」

「うん」

「」