椿

椿の良い香がする、どんな色なのかはわからないけれど触れるとはらはらと散ってしまいそうなほど脆い花弁は甘酸っぱい、確か、そうだった気がする。「華喰」腕に抱く猫の色はわからないけれど冷たく硬かった、今は小さく蠢いていてでもそれは薄皮の下を何か別の物が這っているような気がするのだけれど私は猫という物をこの子以外に知らないから、きっとこれが猫なのだろう。この猫「華喰、」は菊頭が私のために、寂しくないように一人ぼっちにならないようにと置いていってくれたものだわざわざ人間界にまで出向いて！私のために！私はこの子を大切にすると決めたの。毎日優しく撫でて、ぶよぶよとした部分に指をはわしぬちゃりと指が食い込む感触に恐らく、生きているんだろうと思う。一度何か手にちょうどすっぽりと収まる丸いものを掴み軽く引くとぶちぶちと音を立て水とも言えない粘液が腕に滴り落ちたけれど多分猫が粗相でもしたのだろう、生き物はそういうものだと聞いた。猫はにゃあ、と鳴くようだけどこの猫は一度も泣かない静かにしているとその存在も忘れてしまいそうで私は意識を集中させて気配を探る、そうするとこの子の中に沢山の蠢きや軋みを感じ取るけれど、きっと猫は個体ではなく何かの群衆の総称なのだろう。「ああ。僕も居なくなっちゃったんだね」撫でる、ぬとりとした部分を撫でる、可愛い、可愛い私の猫。噎せ返るような生暖かい臭いと椿の甘酸っぱい匂いに私は酔いしれるああはやく帰ってきて帰ってきて昨日は確か後１３分３４秒後に帰ってきたのだけれど今日は、どうなんだろ「ねえ華喰、僕は君が怖かった」う。早く帰ってきてその音を聞きたい私は盲目だから一定の感覚でゆっくりと波打つ心臓を、聞きたい、今どこにいるんだろう。どこ？どこだろう「全てを見透かされているような気がして、でも」ぼとり、ああまた落ちてしまった上に乗せているだけではくっつかないだなんてこの猫はどういう仕組みなんだろうか、あ、ああ。何か細長いものが取れたけれどこれは？細かい毛が生えていて少しだけ柔らかいぐっと力をこめれば直ぐにぐにゃりと曲がって戻らなくなってしまった「今は怖くない。君はもう、何も見えていない」。猫、というものがどういうものなのか、菊頭が帰ってきたら一番初めに聞こうかな、でもきっと彼は昨日のようにそんな事よりも何をしていたのか俺がいないあいだ何を思っていたのかだれにもあっていなかったのかと聞くのだろうけれど私はその言葉の意味が理解できない、だれってなにだろう、わからない。頭が痛くてなにか、なにか。うう、頭が痛い。「さようなら」あ、風が吹いたような気がしたけれど、扉は開いていないはずだし彼が帰ってきたわけでもないようだから、きっと気のせいだろう。つめたい風に運ばれて匂ったのは、生暖かい匂いのみ、あれ。あれ？椿はどこにいってしまったのだろう。

ぼとり、と机に落ちた。

「京様？」

真っ赤な花弁を散らすことなく落ちた椿を僕はただ、見る。

「メイリー、今、華喰が死んだよ。」

病んでる菊君が生きた猫を送るわけないよね！！！！！！！

でwwwすwwwよwwwねwww

何も考えずに文章うってたらあんなことになりましたww

最後にいるのはメイリーちゃんです(^O^)三(^O^)なんか京とメイリーちゃんは一緒にいるイメージ画つよいです(*ﾟ▽ﾟ*)三(*ﾟ▽ﾟ*)

一番の被害者はぬこ…(´・ω・｀)

ぬこ(´・ω・｀)←

まじですか！嬉しいです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))

多分よくメイリーちゃんのところにいってお菓子ちょーだい❤とかいってるとおもいますww

二人で仲良くスイーツ巡りしてたらいいとおもいます！！