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過去の話 (2月6日 18時)

私が死んだくだらない昔話。

作品のタグ:【自殺村】

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「ごめん。」

親友のメールから繰り返されたこの言葉。


「ごめんね、魅虎…」


別に謝ってほしいんじゃないの私は。

ただ話してほしいの。


「魅虎があいつのこと…好きだって知ってたのに。」

本当のことを話してよ。


「魅虎があいつのこと好きだったのに、あいつの背中押しちゃって、ごめんなさい。」


知ってる。


「あたし…あの子に他に好きな人いるって知ってたから断ると思ってたの…!」

知ってるよ、だって私にこっそり話してくれたもんね。


「だけど…まさかOKするとか思わなくて…」


うん、誰だって思わないよそんな事。思えるわけがないよ。

君が誰よりも人の事信じてることぐらいわかってる。


でもね、

何で私の事信じてくれなかったの?


薄々感づいてたよ、あいつがあの子のこと好きなことぐらい。

フラれる事ぐらい自分でも分かってた。

だけど、私が今泣いてるのは失恋したからでもあの子が軽い気持ちでOKしたからでもない。


君に信じてもらえなかったからなの。

私がそんな事で傷つくような奴じゃないのは知ってるでしょ?


気持ちはわかるよ。痛いぐらい分かる。

今だって画面の向こうで泣いてるのでしょう?

指先を震わせながら、鼻をすすりながら、精いっぱい…

本当の事伝えてくれてありがとう。



私はもう、君も、あいつも、あの子も、自分も…

皆信じられない。


どうか、この世に別れを告げることを止めないで。

次はもっと君に信じてもらえるぐらい、強くなるね。


「さようなら。」



ー  メール ノ ソウシン ヲ カンリョウ シマシタ  ー

モサ太郎 - 2015/02/06 18:18:03 違反報告 -

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