探索開始!こんな絵で申し訳ない!
コメ欄で小説です・・・!月光*清宮嫁様宅、風君とっ!
募集!! 2015/11/8 19:17
*参*加* 2015/11/8 18:01
関係とか 2015/10/13 22:23
⇒参加です! 2015/10/10 21:45
──『後ろの正面だぁーれ?』
「ねぇねぇ、知ってる?神社の噂話。」
「あぁ、あれでしょ?かごめの話。」
「夕暮れ時に女の人の声が聞こえるんでしょー。薄気味悪いよね。」
放課後の校門前、クラスメイトが何やら話をしていた。
「噂話」「かごめ」「夕暮れ時の女の声」……か。
なんだ。面白そうじゃないか。
「ねっね!それ、どこの神社?」
私…結亜はそのクラスメイト達の会話の輪に入ろうとした。が、
「えっ…。」
皆、戸惑ったような顔をした。空気が一気に冷めた。…私のせいなのか。
「あ、えっと…町はずれの小さな村があるじゃない?そこの廃墟になった神社。」
しばらくの沈黙の後、ぎごちない笑顔で一人が教えてくれた。
……まぁ、慣れてるからいいけど。
ありがと。と一言言ってその場を去る。その後のこそこそと言われる言葉だってもう、聞き飽きた。
「うそ、淡嶋さんに話しかけられちゃった。」「えぇー。」
「淡島さんって変な子だよねぇー」「ははっ、本当気味悪いしさ。」
慣れてるから。慣れてるからいい。自分に言い聞かせる。
「大丈夫か?」
突然かけられた声に驚いてしまう。
「泣いてるみたいだけどー?」
綺麗な赤髪の青年が目の前に立ってた。
気のせいです!と言って、急いで涙をふき取った。
「でも…ありがとうございます。」
「あんなの、気にすんなよ。」
年上だなぁ。高校生だろうか。白いジャケットが良く似合っている。
「陰でこそこそ言う奴より弱い奴なんていないんだからさw」
明るく言ってくれた。
「そういや、どっかに行こうとしてたみたいだけど…」
「あ、ちょっと神社まで。」
その時、失敗した思った。
今、神社に行くと言えば・・・怪奇現象を見るために行く物好きに思われたはずだ。
その証拠に、その人は目を丸くしている。
「あ、いや。すみません。怪奇現象をわざわざ見に行くなんて不吉ですよね。変ですよね。」
「えっ…もしかして見えたりする?」
私は、もう。正直に答える。黙ってコクリとうなずいた。
こうやって人を離れていくのだ。ひかれていく。
しかし、その人の反応は意外なものだった。
「俺も見えるよ、ユーレイ。」
ぬぁああああああああああああああああ.(殴
一人称、間違えましたorzすみません…次から訂正します!
あと、口調も違ってたらすみません!
ニヤッと笑いながらその人は言った。
「え。ホントですか?嘘じゃないですよねっ!!」
思わず、身を乗り出して問い詰めてしまう。
「うん、ホント。」
その言葉にぱぁーっと私の顔に笑顔が戻った。
「初めてです!同じ、幽霊が見えるって言った人。」
「そうかー?別に珍しい訳でもないぜ。僕以外にも結構いる。」
「そうなのかぁー、そうなのかー!」
嬉しくて小さく、繰り返し呟いた。
ふと、空を見上げるともう暗くなっていた。
「あー。神社行こうとしてたんだっけ?あの事件、夕暮れ時に多いらしいから
そろそろ帰って、また明日行った方がいいと思うぜ。」
「そうですね。そうします。」
鞄を背負い直し、その人を見つめた。
「今日は、色々ありがとうございましたっ。あの・・・お名前は?」
「葉月 風、だ。」
葉月 風・・・やっぱりカッコいい名前だ。
「私は淡嶋結亜です。今度、また会えたら心霊スポットとか一緒に行きましょう!」
別れ際によく言うこの言葉に「心霊スポット」と単語を混ぜたのは自分でもどうかと思ったが…もう言ってしまったのだ。取り返しがつかない。
「あぁ。」
苦笑して風さんは返してくれた。
「それじゃあ、またっ!」
その、挨拶とともに私は風さんの手のひらにリンゴ飴を置いてその場を去った。
「今日のお礼です!」
その言葉を残して──。
結亜ちゃんが去った後・・・。思わず僕は呟いた。
「変な子だったな。」
帰り際にリンゴ飴を置いて行く女の子。シンデレラと白雪姫を混ぜたかのようだ。
「…さて、と。」
僕は立ち上がって、薄ら見えてきた赤い三日月に笑みを浮かべた。
「お姉さん。二人きりだし…遊ぼうぜ。」
──ぼろぼろの神社で僕は独り呟いた。
終
おっふ.((
読み返してみると恥ずい・・・orz
風君、お貸し頂きありがとうございましたっ!!
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──『後ろの正面だぁーれ?』
「ねぇねぇ、知ってる?神社の噂話。」
「あぁ、あれでしょ?かごめの話。」
「夕暮れ時に女の人の声が聞こえるんでしょー。薄気味悪いよね。」
放課後の校門前、クラスメイトが何やら話をしていた。
「噂話」「かごめ」「夕暮れ時の女の声」……か。
なんだ。面白そうじゃないか。
「ねっね!それ、どこの神社?」
私…結亜はそのクラスメイト達の会話の輪に入ろうとした。が、
「えっ…。」
皆、戸惑ったような顔をした。空気が一気に冷めた。…私のせいなのか。
「あ、えっと…町はずれの小さな村があるじゃない?そこの廃墟になった神社。」
しばらくの沈黙の後、ぎごちない笑顔で一人が教えてくれた。
……まぁ、慣れてるからいいけど。
ありがと。と一言言ってその場を去る。その後のこそこそと言われる言葉だってもう、聞き飽きた。
「うそ、淡嶋さんに話しかけられちゃった。」「えぇー。」
「淡島さんって変な子だよねぇー」「ははっ、本当気味悪いしさ。」
慣れてるから。慣れてるからいい。自分に言い聞かせる。
「大丈夫か?」
突然かけられた声に驚いてしまう。
「泣いてるみたいだけどー?」
綺麗な赤髪の青年が目の前に立ってた。
気のせいです!と言って、急いで涙をふき取った。
「でも…ありがとうございます。」
「あんなの、気にすんなよ。」
年上だなぁ。高校生だろうか。白いジャケットが良く似合っている。
「陰でこそこそ言う奴より弱い奴なんていないんだからさw」
明るく言ってくれた。
「そういや、どっかに行こうとしてたみたいだけど…」
「あ、ちょっと神社まで。」
その時、失敗した思った。
今、神社に行くと言えば・・・怪奇現象を見るために行く物好きに思われたはずだ。
その証拠に、その人は目を丸くしている。
「あ、いや。すみません。怪奇現象をわざわざ見に行くなんて不吉ですよね。変ですよね。」
「えっ…もしかして見えたりする?」
私は、もう。正直に答える。黙ってコクリとうなずいた。
こうやって人を離れていくのだ。ひかれていく。
しかし、その人の反応は意外なものだった。
「俺も見えるよ、ユーレイ。」
ぬぁああああああああああああああああ.(殴
一人称、間違えましたorzすみません…次から訂正します!
あと、口調も違ってたらすみません!
ニヤッと笑いながらその人は言った。
「え。ホントですか?嘘じゃないですよねっ!!」
思わず、身を乗り出して問い詰めてしまう。
「うん、ホント。」
その言葉にぱぁーっと私の顔に笑顔が戻った。
「初めてです!同じ、幽霊が見えるって言った人。」
「そうかー?別に珍しい訳でもないぜ。僕以外にも結構いる。」
「そうなのかぁー、そうなのかー!」
嬉しくて小さく、繰り返し呟いた。
ふと、空を見上げるともう暗くなっていた。
「あー。神社行こうとしてたんだっけ?あの事件、夕暮れ時に多いらしいから
そろそろ帰って、また明日行った方がいいと思うぜ。」
「そうですね。そうします。」
鞄を背負い直し、その人を見つめた。
「今日は、色々ありがとうございましたっ。あの・・・お名前は?」
「葉月 風、だ。」
葉月 風・・・やっぱりカッコいい名前だ。
「私は淡嶋結亜です。今度、また会えたら心霊スポットとか一緒に行きましょう!」
別れ際によく言うこの言葉に「心霊スポット」と単語を混ぜたのは自分でもどうかと思ったが…もう言ってしまったのだ。取り返しがつかない。
「あぁ。」
苦笑して風さんは返してくれた。
「それじゃあ、またっ!」
その、挨拶とともに私は風さんの手のひらにリンゴ飴を置いてその場を去った。
「今日のお礼です!」
その言葉を残して──。
結亜ちゃんが去った後・・・。思わず僕は呟いた。
「変な子だったな。」
帰り際にリンゴ飴を置いて行く女の子。シンデレラと白雪姫を混ぜたかのようだ。
「…さて、と。」
僕は立ち上がって、薄ら見えてきた赤い三日月に笑みを浮かべた。
「お姉さん。二人きりだし…遊ぼうぜ。」
──ぼろぼろの神社で僕は独り呟いた。
終
おっふ.((
読み返してみると恥ずい・・・orz
風君、お貸し頂きありがとうございましたっ!!