クロア

ラ「えっと・・・あの・・・。お体の方は・・・。」
母「大丈夫よ。それよりその子は誰？」

ク「あ、初めまして、クロアと言います、奴隷をさせてもらっております」

ラ「バッバカッ！！いえ、決してそんな・・・。」
母「ふぅん。奴隷なら、拷問室にでも入れておけばいいのよ？
　　ラルド、私の言うことは聞けるわよね？」
ラ「・・・・・っ・・。はっはい。」

ク「？？？(言っちゃ駄目だったか、まぁいっか♪)」←

母「じゃあ、そこの奴隷クン。私と一緒にいらっしゃい。
　　いいところに連れて行ってアゲル。」
ラ「・・・・・私がっ・・・。」
母「貴方は仕事をしていらっしゃい。机の上に溜まっていたわよ。」
ラ「・・・・はっはい・・。（逆らえない・・・）」

ク「はい(最後のカタコトが気になるな)」

母「奴隷なんかに情をうつしちゃダメよ。ラルド。
　　所詮は奴隷なのだから、それらしい扱いをしなくては・・ね？」
ラ「はっはい・・。」
母「じゃあ今やってみて？」
ラ「・・・。拷問室で絶望を味わうがいい。下劣な奴隷めが。」

ク「！ ((ｸｽｯ」

母「何を笑っているのかしら？」
ラ「・・・・・・・・・・・・・。」

ク「あ、いえなんでも」

母「ふふっ　久しぶりに楽しめそうね。」
ラ「お前もお母様の手に落ちてしまえ。」

ク「………(ふーん、お母様は絶対……か)」

ラ「それでは私は、下がります。お母様のお邪魔にならないように・・。」
母「そうね。分かったわ。じゃあ行きましょうか。奴隷クン。」

ク「あ、はい(まぁ大体はそんな感じだよな)((横目でラルドを見て前を向く」

母「ラルドのことを、あなたはどう思っているのかしら？」

ク「僕ですか？奴隷扱いは普通だと思いますよ。前の奴より」

母「あの子は人使いに慣れていないからね。いつも優しくし過ぎてしまうのよ。
　　今日はなぜだか鞭なんてものを持っていたけれど、あれはあの子の物じゃないわね。
　　バルツェ君のかしらね。」

ク「多分、そうかと思いますよ、先程会いました」

母「着いたわ。食事は３日に一度、メイドか何かがパンを持っていくと思うわ。
　　それ以外は、拷問士が来て拷問にかけるから、せいぜい頑張って頂戴。
　　((ｶﾞﾁｬﾝ　鍵を閉める」

ク「oh、now」

ラ「・・・・・・・・・・。はぁ。」
バ「ため息なんてついてどうしちゃったのさ。」
ラ「ばっバルツェ！？？なんでここに。ここ、３階だけど・・・。」
バ「よじ登った（笑）あいつら倒したよーってご報告をしたくてさ。」

ク「これじゃあ、囚人と同じじゃね？」

ク(表)「五月蝿いなぁ……」

ラ「あぁ、あいつらね。お母様が帰ってきていて。」
バ「あぁ、あの人ね。絶対王政の。ラル君逆らえないからねあの人に。
　　奴隷君を奪われちゃった系か。」
ラ「まぁね。さからえないのは辛いね。」

ク「ククッ……裏と表じゃちげぇなぁwww」

ク(表)「バ●ス」

ク「被ってるぅwww」

バ「当分は放置しといていいんでない？」
ラ「お母様の気が変わるまではそれしかないね。」

ク「腹いてぇwwww」

ク(表)「ハゲろテメェの髪」

ク「ぶふっwww」

楽しんでた

バ「ということで今日はここの家で過ごしまっす。」
ラ「また・・。」

ク「てか。兄貴大丈夫かな？」

ク(表)「アホの心配するだけ無駄」

バ「じゃあその奴隷君見てくるわ～」
ラ「お母様に見つからないようにね。」
バ「おっけぇ～」

ク「仮にも兄貴だぜ？」

ク(表)「っ～～～～!!うっさい!!」

ク「おいおい(汗)」

バ「はろぉ。奴隷クン。相変わらず騒がしいね。」

ク「!! お前………((睨」

ク(表)「バルツェ様……？てか裏、身体を返せ」

ク「嫌だ((バルツェを睨みながら」

バ「そんなに睨まないでよ。何もしないからさ。
　　ちょっと様子を見に来ただけだよ。((ﾆｺｯ」

ク「俺。こいつ嫌い」

ク(表)「コラッ(汗)人を指指さないのっ！」

バ「あらら、こんなに僕嫌われてるんだ。
　　まぁ、いいんだけどね。好きなだけ喚いていればいいと思うよ？
　　僕は気にしないから～」

ク「チッ………(# ゜Д゜)p」

ク(表)「(汗)」

バ「度胸があるのはいいことだと思うよ。
　　それをラルドの母親にやったら君生きている保証はないけどね((ﾆｺﾆｺ」
　　

ク「俺は生きるけど身体は死ぬな((ｹﾗｹﾗ」

ク(表)「僕の身体でやめぇい((ハリセンでﾊﾞﾁﾝｯ」

「食事にございます」
バ「げ。隠れるとするか。（物陰に隠れる）」

ク「あ、ありがとうございます」

ク(表)「((上に居る」

「あれ？ここにい誰か来ました？」
バ「ｼｰｯ!!!((言うな！！！のポーズ」

ク「いえ、僕、独りでしたよ？」

「そうですか。では、はい。奥様からのパンです。」
バ「・・・・・。（ロールパンかよ。）」

ク「あ、了解です」

「では失礼致します」
バ「（地味に肩をすくめる）」

ク「では～…((ﾓｸﾞﾓｸﾞ」

ク(表)「!!」

バ「・・・・・・・・・・・・・・・。」

ク「((ﾓｸﾞﾓｸﾞ」

ク(表)「歌……唄おうか？」

ク「ひひほ～(いいよ～)」

バ「賑やかすぎだね・・。まぁ、僕は戻るよ。ラルドのもとにね。」

ク「ほへへは(それでは)」

ク(裏)「やっぱりあれかな、あ、じゃあー」

ラ「フルートでも弾こうか。」
バ「じゃあ僕ヴァイオリーン」

ク「君は王女、僕は召使い、運命はかつ哀れな双子」

ク(裏)「君を守るその為ならば僕は悪にだってなってやる」

 

ラ「あっバルツェ。帰ってきたんだ。君が帰ってきたのなら、仕事をしようかな。
　　手伝って。後でお菓子あげるから。」
バ「おk～！・・・・・・・・・・・・あっチロ！」
チ「ﾋﾟｰ!!」←鳥

ク「……期待の中。僕らは生まれた祝福するは教会の鐘」

ク(裏)「大人たちの勝手な都合で二人の未来は二つに裂けた」

バ「チロ！声の割にはいつもどおり体は大きいね！
　　何メートルあるの？30ｍくらい？」
ラ「いや、35ｍだ。」
チ「ﾋﾟｰｰｰｰ！！」

ク「例え世界の全てが君の敵になろうともっ……僕が君を守るから」

ク(裏)「君はそこで笑っていて」

バ「あれ？ラルドのおかあさんっ！いつもどおり美しいですねっ！
　　お邪魔しています！」
ラ「あっおっお母様・・。なっ何か御用で・・・？」
母「バルツェ君、いらっしゃい。いつも通りお上手ね。
　　いえ、大したようではないのだけれど、あの奴隷が煩いらしいのよね。
　　どうしようかしらって思ってね。」

ク「ちょ、耳だけいいけど歌が煩いってどうおもう？」

ク(裏)「性根腐ってる、頭ん中ババロアでも詰まってると思うぜw」

ク「だよねw」

チ「ﾋﾟｰｰｰｰｰ!!」
バ「・・・・・・・・・・・・・。へぇ。奴隷のくせにそんなことを・・ねぇ。」
ラ「僕にはわかりかねます・・・。」
母「全く・・。チロの言うことは正しいわね。
　　歌じゃない。話し声だって。」
ラ「人格同士が話をすると寿命が縮んだり、どれが主人格か解らなくなり、
　　一種の記憶障害になる可能性がある。とまえ本で読んだことが・・・。」

ク「だってさ？つか兄貴、脱獄したかねー」

ク(裏)「クソ兄貴だし、したんじゃね？(言いたい放題だな)」

チ「ﾋﾟｰｰﾁﾁﾁｯ」
バ「よっと。」
ラ「ここ３階・・。って行っちゃった・・。
　　まぁ、地道に木つたって降りるんだろうけど。」
母「まぁ、いいわ。後で処置をとるわ。」

ク「あと、何年だって？」

ク(裏)「寿命はもって7年～12年」

ク「若い内に死ぬのか～」

バ「はろぉ囚人さん。バカ騒ぎしないでもらっていいかなぁ？
　　こっちも何かと困るんだよねぇ。僕の言ってる意味がわかるかな？」

ク「バカ騒ぎか……それならもう殺しちゃえば？」

ク(裏)「ぶはっwww」

バ「僕の権限で殺せるわけ無いでしょ。やっぱ馬鹿か。
　　（ホントはめっちゃ殺りたいんだけど、ラルドがなぁ。）
　　チロに食い殺されるかもね。あの子可愛げで美しい鳥だけど、肉食獣だから。」

ク「うん、馬鹿だよ」

ク(裏)「(認めたwww)」

バ「あっさり認めたね。まぁ、否定よりはいいと思うよ。
　　ナルシストは僕好きじゃないから。あっチロ。僕に着いてきたの？
　　ダメだよ。君はここには入れない。大きさの問題でね。」

ク「………(食べたい)」←

ク(裏)「デッカ……」

チ「ﾋﾟｰｰｰｰｰ!!」
バ「君今やましいこと考えたでしょ。チロを食べるなんてバカなこと考えないで。
　　つか食べたら死ぬし。・・・食した方がね。」
　　

ク「え、あ、え？うん、は？」

ク(裏)「ちょwww受け狙いですか？www」

バ「言葉か喋れないのか？お前は。」
チ「ﾁﾁﾁｯ」

ク「喋れる」

ク(裏)「戻るか((ｼｭﾙﾘｯ」

チ「ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ」
バ「いや、チロは誰にも食わせないから大丈夫だよ。
　　そもそも羽一本食しただけで食べたやつ死ぬんだから、
　　チロは誰にも食べることはできないよ。」

ク「そなの。あら、スミマセン(汗)」

バ「((ﾆｺｯ」

ク「(汗)」

チ「ﾋﾟﾋﾟｯ」
バ「まぁ、とりあえず静かにしてて。もうそろそろ拷問士が来るってさ。」

ク「了解です」

バ「チロ、ラルドのとこまで連れてって。」
チ「ﾁﾁｯ!!」

「･･ﾁｯ　めんどくせ。」

ク「？」

「拷問士でーす」

ク「どうも((ﾍﾟｺﾘ」

「んじゃ早速鞭でも。((ﾋｭﾝｯ」

バ「（うわっマジでやってるし。）」

ク「………(ふーん)」

「泣かないのな。まぁ、そんなヤツはたくさん見てきたが。
　じゃあ次はこれ。（ロウソク」

ク「っ………泣くかよ……((ニヤニヤ」

バ「（ドMーーーーーー！！！！）((ﾆﾔﾆﾔ」

「次はこれ。（縄」

ク「は……？(何こいつ、変態かよ)」

バ「（僕も混ざりたい・・・。）((ﾆﾔﾆﾔ」

「まぁ、そう思うなって。これも俺の仕事だ。」

ク「ふざけんなよ……(ヤバい、表でもイラつく)」

バ「（相当イライラしてるねぇ。）」

「イライラしてるとこ悪いが、とりあえず縛るぜ？」
ラ「そこから先は僕が・・・。」
「ラルド様！？？」

ク「ラルド様……((イラみが緩む」

ラ「だから君は下がって。これは命令。」
「でっですがっ！！」
ラ「((睨」
バ「・・・・・・・・・。（あれ、本当にラルド・・・？）」

ク「…………？(雰囲気違う…)」

ラ「いいマッチですね。これで焼くのはどうでしょうか。」

バ「・・・・・・・・・・・・。チロ、ラルドの部屋まで。」
チ「ﾋﾟｨ」

ク「へ……？ちょ、冗談にも程がありますよ(汗)((苦笑」

ラ「冗談なわけないじゃないですか。((ﾆｺｯ」

バ「ラルドはいない・・・。でも、あれはラルドみたいなのにラルドじゃない・・。
　　誰・・なんだろう・・・。本物のラルドはどこ？・・っまさかっ！！」

ク「っ………(一か八か)あんた……本物のラルド様……なのか？」

ラ「ですから僕がラルドなのは当たり前のことでしょう。
　　僕のことを、疑うのですか？((睨」

ク「っ………(思い過ごし……か)」