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北グループ 星2つ (2月20日 23時)

コメ欄小説
作品のタグ:星集め, 夜魔企画

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周りの夜魔たちは着々と星をあつめていっている様子。


もちろんのこと、自分だって参加している。もちろん。
だけど、だけど、なんだか落ち着かないのだ。考えてしまうのだ。


少女のことを。

夜の神、自分が尊敬してやまない絶対の、あの深い深い夜そのものの瞳をもった、
―――ニュクス様と言葉を交わした人間の少女を。


星をひとつ、集めるたびに思う。

〝少女の世界は…〝

その先はいつも考えない。考えたくはないのだ。
ニュクス様のなさることなら、なんだってかまわないのだ。
少女の世界がどうなってしまおうと、少女のどんな世界がニュクス様にとられようと、かまわないのだ。
影@あい嫁 - 2014/02/21 00:10:27 違反報告 -
星を1つ、手にとって祈るように目を閉じる。

アルグが夜を作り出したとき、少女が想ったのはいつもいつも焦がれている星のことだった。
想い人を想ってしまう夜、そんな夜に少女は星を想った。


少女は、星に恋と同じような感情を抱いているのだろうか?
焦がれて焦がれて、でも届かない、見えない。


星が見れたら、彼女はそれで十分なのだろうか。
そこまではアルグには分からないけれど、分かるはずもないのだけれども。


アルグは思うのだ。

どうか少女の見る夜は、自分達の集めた星が夜空いっぱいに零れ落ちて、輝いて、昼よりも太陽よりも眩しくて、それでいて静かで…

夜を、星を みてほしいと
影@あい嫁 - 2014/02/21 00:16:05 違反報告 -


ほ  し
  を  愛 し て
影@あい嫁 - 2014/02/21 00:18:13 違反報告 -
おしまい
影@あい嫁 - 2014/02/21 00:18:31 違反報告 -

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