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竹傘描く (6月13日 23時)

竹君が傘を

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コメント一覧

影@あい嫁 - 2013/06/13 23:43:58 違反報告 -
影@あい嫁 - 2013/06/13 23:44:53 違反報告 -
影@あい嫁 - 2013/06/13 23:47:24 違反報告 -
影@あい嫁 - 2013/06/13 23:47:58 違反報告 -
見えない。見えない。

あぁ、見えないよ。竹君。
別に、見えなくてもいいのあなた意外は。

広大な大地だって、幻想的な木々だって、輝く海だって、暖かい日差しだって、世界のどんな美しい姿も、世界のどんな汚れた姿も、見えなくたって全然かまわない。かまわないよ。

だけど、だけど、あなたが見えないのは私の世界のおしまい。
ねぇ、何処?どこ?どこにいるの?竹君、竹君。


必死に手を伸ばした。見えないよ、見えないよ。真っ暗なの、ねぇ竹君どこにいるの。お願いだから……


その時手に何かが触れた。知ってる、知ってるよ。
竹君の制服の感触!布越しに感じる、肌の暖かさ!竹君のちょっと湿った匂い!竹君だ、竹君だ!!

体の底から、竹君を求めてる。あぁ、竹君!竹君!!

制服に触れた手をたよりに私は思いきり竹君に抱きついた。


「傘……」

「ねぇ、竹君どこに行ってたの?私、怖かったよ。竹君を見たくて、触れたくて、抱きしめたくて、頬ずりしたくて、キスしたくて、たまらなかったよ」

「ん、ごめんな」


ぎゅ、って竹君が抱きしめ返してくれた。きゅーって心の奥底がしまる。心臓が痛いよ、竹君。

「ふふ、」

笑ったらもっと強くぎゅってされた、体中がすごく痛いくらいに!あぁ、なんて幸せなの!!
竹君、私の体中が軋みながら貴方を求めてる!

血から、心臓から、内臓すべてから、脳みそから、脊髄から、皮膚から、眼球から、すべてを、すべてを求めてる!!


「竹君、大好き、大好き、愛してるよ」

「俺も」


唇と、唇が触れ合う。


竹君とのキスは濃い血の味がした。
影@あい嫁 - 2013/06/14 00:02:04 違反報告 -
竹君がもし、傘を監禁したら。のお話。


竹君は、色々病んじゃって、傘を傷つける。
傘はもう、もとから竹君に関しては色々キチってるので、もう竹君に傷つけられるのは幸せのひとつ。

ちなみに傘、目が見えてません。
竹君が傷つけたときに失明。

竹君と傘はこのまま幸せに死んでくはずです、はい
影@あい嫁 - 2013/06/14 00:06:41 違反報告 -
影@あい嫁 - 2013/06/14 00:10:48 違反報告 -
影@あい嫁 - 2013/06/14 00:15:31 違反報告 -

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