中学生時代 - 金木犀

「なんなんですかなんなんですか男のくせに髪の毛長かったらだめなんですか背が低かったらいけないんですか全部ぼくが悪いんですかそうですか女の子みたいだからいけなかったんですねでも女の子みたいなぼくは恋愛さえもしちゃだめってことですかなんでですかぼくなにか悪いことしましたか謝りますからお願いします恋愛くらい自由にさせてくださいどうしてどうしてどうしてどうしてなんであの子はあの人に殺されなきゃいけなかったんですかぼくがいけないんですか女の子みたいでクズなぼくがいけなかったんですかなんでぼくが生きてるんですかどうして罪のないあの子が殺されたんですかなんでぼくは殺されなかったんですかどうしてどうしてあの人はあの子を殺したんですか大嫌いですあの人なんて大嫌いです先輩はみんな怖いです嫌いですでも最低なのはあの人だけですでももっと最低なのはぼくですぼくなんですぼくが全部悪いんです君を好きになってしまったのがいけなかったんですすみませんごめんなさい申し訳ないです許してください

ぼくを殺せばよかったんじゃないの？」

中学一年生の頃に初恋をして、そのまま中学二年生まで

ずっとその初恋の子に片想いし続けてた。

だけどある日知り合いの先輩(影で凪くんを溺愛していたヤンデレ系な先輩)が

凪くんの目の前でその初恋の子を殺した。

それがきっかけで凪くんは中学生時代だけ隠れ病み系男子だった。

耳にピアス何個も開けてた。

先輩が怖くなった。

今ではピアスは全部外して穴も塞がったけど

先輩は未だに怖い。おどおどしちゃったり謎にネガティブ発言しちゃったりする。