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かごめ (10月19日 19時)

ただの噂だと思っていた。

まさか、ここまで危険な状況になんてなっていると思わなかった。

すぐに、解決しないとあの子が危険かもしれない・・・・・

                                 
コメ欄にて小説
作品のタグ:【怪奇螺旋企画】

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「ねぇ、一八六さん。」

「どうしたの?」

「町外れの村の廃墟の神社の噂、知ってる?」

クラスメイトから聞いた、この神社の話。

知ってる人が少ないから、そこまで、まだ危険な所までは来てなさそう。

これはこれは、いい“刺激”になりそうね。

__________________

「あの子かしら……」

一時期行方不明になって、この前帰ってきた子についてできるだけ詳しく調べた。

名前、住所、年齢

短時間しかなかったから、顔写真までは、手に入らなかった。

確かに噂通り、どこか様子がおかしかった。

(こりゃ、少し様子見た方がいいかな)

鳥居をくぐったのを確認し、こっそり鳥居から隠れながら、様子を伺う

「かごめかごめ」

「籠の中の鳥は」

「いついつ出やる」

(かごめの歌?……!?)

やばい……やばいのがいる……

この寒気……こいつ、絶対やばい……

今すぐ、あの子をここから話した方がいい……

「ねぇ、君」

「?お姉ちゃん誰?」

「……!?」

私の声に反応して、振り向いたあの子の目は……

光がなく、ただただ真っ黒で、闇を思わせるほど真っ暗で……“生気”が感じなれない……

(これ、相当やばいかも……この子、もうじき死ぬかもしれない……)

お堂の中から、凄まじい気配を感じる。

絶対に生きている者の気配じゃない。
お堂の中に目をやれない……

それぐらい、今とてつもなく怖い。

とにかく、ここを早く離れよう。

「こんなところで何してるの?」

「えっとね、“お母さん”に会いに来たの」

そう言って、この子は、お堂の中を指さした。

あぁ、見ちゃった……

黒くて長いボサボサの髪……

生きている人間と思えないほどの青白い肌……

大きく見開かれ充血した赤い目……

大方、今回の元凶だろうな……

「もう、日も暮れてきたんだから、お家に帰ろ?」

「えっ……でも、お母さんが……」

「お母さん、用事あるから、お家に連れてきて欲しいって、お姉ちゃん頼まれたの。あ、飴食べる?」

ポケットから、いちご味の飴とりんご味の飴を取り出す。

「食べる!!」

流石、子供。
飴で釣られてきた……

「さっ、一緒に帰ろっか」

神社を立ち去る。

後ろから、とてつもない視線を感じる。

こりゃ、今日中に解決しないと、私もやばいかもな……

冷や汗やばい……
よしまる@は頭末期 - 2014/10/19 20:37:31 違反報告 -

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