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「 」 (12月27日 22時)

作品のタグ:獄卒鬼

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2013/5/26 11:28

まだ
2013/5/26 11:06


2013/5/26 1:40

私は誰でしょう?
2013/5/26 1:22


コメント一覧

地へ座り込みまだ暖かい体を強く抱きしめる、少しでもこの熱が、彼女が生きていた証が逃げないようにと強く。
さらさらと流れていた赤い血は数時間が経った今でも凝固することは無く、青白い指先から地面に醜い染みを作る。
鉄の混じった嫌な臭いと戦火の炎に焼かれた骸の、なんとも癒えない脂ぎった、臭いが。「嗚」彼女は綺麗だった。こうして塊になった今でも、そう、綺麗なのだろう。彼女のさらさらとした髪が好きだった、彼女は、跳ねていて、嫌なの。と拗ねるように口を尖らせたが、それすら、とても綺麗だった。黒々とした目は光を返さない、少しだけ微笑むように開く口は何を紡ぎ出すのだろうか。


「京、いい加減にしろ。負傷者の手当てが先だろう」
「もうすこし」
「・・・そういって何時間経った。もうそれはただの薬でしかない、彼女も、それを望んでいただろう」
「もうすこし」
「京、嗚呼。お前はどうして」
「もう、すこしだけ」


「嗚」
俺は確かあの時、彼女の、胸元に深く兇刃を突き刺した、その時。


「・・・嗚呼。俺は、君が。・・・君が逃げていくのが怖かったんだ!」


腕にずっしりと乗る重みを捨て去る。べちゃりと水分を吸った地面が粘着質な音を立てる。
立ち上がり灰色の空を見上げる。黒い煙と、無数の魂が、空を埋め尽くす。ふらり、一歩進む。何かに躓いたが、僕は。

「京、もういいのか」
「何が」



もう何も映らない。
八重@ショータ - 2012/12/27 22:37:17 違反報告 -
すごいですね
陽海晴鬼★様
ありがとうございますvv
八重@ショータ - 2012/12/28 15:08:23 違反報告 -

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